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黒木渚 “虎視眈々と淡々と”

2015年1月21日リリースのサードシングル。タイトルの“虎視眈々と淡々と”と歌詞の中の〈孤独〉のフレーズが、〈壬(みずのえ)〉の暗い水の底、隠された、秘密、暗躍などの意味に合っています。また、2022年は寅年なので、寅と虎がかかっていること、〈壬〉は色で表すと黒、寅は陰陽五行論では木を表し、黒木渚さんの渚の部首がさんずいで〈水〉を表していることから、彼女自身の運の強さを授かりたい部分も含めて選曲しました。人生では流された方が上手くい時もありますが、今は流されてはいけないという時があります。この楽曲はロック調の強さがある楽曲で、〈流されてはいけない〉というメッセージを感じます。自分を奮い立たせたい!という人は“虎視眈々と淡々と”の楽曲がおすすめです。

 

ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)“November Rain”

91年リリースのセカンドアルバム『Use Your Illusion I』に収録された“November Rain”(11月の雨)は、〈愛する人とすれ違った後悔と、その経験を経て愛の大切さを知る〉ということを歌った、9分近い長尺の壮大なロックバラードです。結局別れてしまったのかヨリを戻したのかはそれぞれの解釈になりますが、〈誰もが誰かを必要としている〉と和訳される歌詞があるように、今月は人と人との繋がりを大切にしたい月です。情に流されるのか、情を大切にするのか……そういう心の葛藤をすることで人間同士の繋がりを考え、それが良い未来へのヒントになるでしょう。

 

オアシス(Oasis)“Champagne Supernova”

水の流れる音から始まるバラード“Champagne Supernova”は、オアシスの名曲の一つです。〈俺らがハイになっている間、お前はどこにいたんだ?〉という和訳ができる部分があり、ここが、〈誰かと繋がっていたい〉と読み取れ、〈壬寅(みずのえのとら)〉の〈橋渡し〉のイメージに繋がります。また、〈いったい何人の特別な奴らが変わるんだ?〉〈いくつの人生が奇妙だというんだ?〉など、疑問を投げかける歌詞があります。問いかけられたことをイメージして悩んで考える、答えは出ないけど曲を聴きながらただその世界に〈酔う〉だけでいいという、〈壬(みずのえ)〉の持つ水のキーワードに合っているので選曲しました。

 

ベルリン(Berlin)“Take My Breath Away”

86年に公開された映画「トップガン」の挿入歌として大ヒットした、ベルリンの“Take My Breath Away”(邦題“愛は吐息のように”)。恋の駆け引きを歌った楽曲で、〈秘密の場所〉や〈この果てしない海の上で〉など、〈壬寅(みずのえのとら)〉のキーワードが歌詞に入っています。86年は寅年で、“Take My Breath Away”もその年に作られているのと、「トップガン」が公開された年です。さらに「トップガン」の続編「トップガン マーヴェリック」の日米同時公開が、寅年である2022年5月27日(金)に決定したので、“Take My Breath Away”は〈運の強さ〉を感じる楽曲だと思います。ラヴソングなので、特に恋愛運を上げたいときにおすすめです。