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映秀。 “笑い話”

2021年3月17日リリースのファーストアルバム『第壱楽章』に収録されています。〈癸(みずのと)〉には、涙を流したあとは笑って上を向こうという意味もあります。この楽曲からは、色々なことがあってもどんなことがあっても〈笑わないといけない〉というメッセージを感じました。Spotifyが選ぶ注目の次世代アーティスト〈RADAR:Early Noise 2021〉に選出された映秀。さん。“笑い話”を聴いたとき、こんな歌詞が書けるなんてすごい!と思いました。

 

あたらよ “10月無口な君を忘れる”

4ピースバンド・あたらよ初のオリジナル曲“10月無口な君を忘れる”。〈癸(みずのと)〉には、涙を流したあとは笑って上を向くことが大切というキーワードがありますが、〈下を向いて歩いていたのに〉〈君が笑いかけるから〉などの歌詞が、そのキーワードを表現していると感じました。また、今は辛い時期かもしれないけれど新しい芽が出てきている、新しい生き方を模索するというメッセージも伝わる楽曲だと思い、今月のおすすめ楽曲に選びました。

 

Czecho No Republic “Baby Baby Baby Baby”

Czecho No Republic(チェコノーリパブリック)が2018年8月1日に配信リリースした“Baby Baby Baby Baby”。〈もう一度 笑って〉〈溢れ出た涙〉という〈癸卯(みずのとのう)〉のキーワードが入り、メロディーもアップテンポで明るく爽やかなので、〈うむつむいてばかりいないで、泣いてばかりいないで、笑うほうに行こうよ!〉というメッセージが感じられます。

 

sajou no hana “繭色”

テレビアニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ」の挿入歌“繭色”。sajou no hana(さじょうのはな)はアニメ放映当時Twitterで、〈第8話の挿入歌繭色は、モンスターと人間の関係を、蛾と蝶の関係に例えて歌詞を書いています。そこも踏まえて繭色お聴きください〉とつぶやいていましたが、アニメのラストシーンで流れた“繭色”は感動的な挿入歌で、今でも印象に残っています。アニメを観ながら泣きました……。〈肯定されたかった〉や〈痛いなってやっと思えた だからこの傷も尊くて愛しい〉などの歌詞が、広い意味で〈愛を注いでいる〉という〈癸(みずのと)〉のキーワードを表しています。2022年に「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の第4期が始まるそうなので、第1~3期を動画配信サービスなどで見ていただき、第4期が始まる前に“繭色”をチェックしてみてください。

 

エクストリーム(Extreme)“More Than Words”

1991年にアルバムからシングルカットされたエクストリーム(Extreme)の“More Than Words”。ボーカルとアコースティックギターのみの美しい弾き語りバラード。タイトルは〈言葉以上のもの〉や〈言葉では表せない〉といった和訳ができます。愛を歌った楽曲ですが、〈I love youを表現するには他のやり方もある〉という深いメッセージが込められた楽曲です。