〈コロナ時代の1曲〉〈91年リリースの1曲〉と、好評を博してきたMikikiの連載シリーズ〈アーティストと音楽関係者が選ぶ「わたしの1曲」〉。今回のテーマは〈この曲、自分が書きたかった〉です。ミュージシャンや作曲家の方々に〈この曲、自分が書きたかった〉と思わせられるほどの魅力を感じる曲を選んでもらいました。ミュージシャンや作曲家が憧れたり嫉妬してしまったりする曲とは? *Mikiki編集部
★連載〈アーティストと音楽関係者が選ぶ「この曲、自分が書きたかった」〉の記事一覧はこちら
TAKU INOUE
あなたが〈この曲、自分が書きたかった〉と思う曲は何ですか?
吉田美奈子 “恋は流星”(77年作『TWILIGHT ZONE』収録曲)
奥行きがあって懐が深くて、聴くと空想や思い出の世界にどこまでも深く沈んでいけるような。思わず手で触ってみたくなるようなテクスチャの。もしも口に含んだらすごく良い香りと食感で、ふんわりと消えるけど極上の後味がしっかり残りそうな。
そんな音楽が作れたらいいなと思っているのですが、この曲はその極北だと思います。歌、歌詞、メロディ、演奏やミックス、すべてが一つの塊になって魔法のようになっていて、こんな音楽が自分の頭の中から生まれてきたとしたら、きっとすごく誇らしいだろうなと聴くたびにいつも思います。
RELEASE INFORMATION
リリース日:2021年12月22日
配信リンク:https://tf.lnk.to/ALIENS_EP
TRACKLIST
1. TAKU INOUE & ONJUICY “The Aliens EP”
2. TAKU INOUE & Mori Calliope “Yona Yona Journey”
3. TAKU INOUE “Club Aquila”
4. TAKU INOUE & 星街すいせい “3時12分”
5. TAKU INOUE “Taillights (Outro)”