
〈腹から声出さなきゃROCKじゃないよ!〉と、晩年のユーヤさんがビリー・アイリッシュに苦言を呈したと言いますが、嘘です。さて、突然ですが皆さんは声のデカいラッパーが好きですか? SNSとかの話じゃなく、フツーに音楽の話ですよ。ハイパーポップの歪んだ金切り声でもなく、ベッドルームで囁くように歌うDTMポップスでもなく、腹に力を込め、のどちんこをブルブル揺らしながら歌う、とにかくデカい声のラップ、当然ビートも声に負けじとズ太く強烈な……。
既に10年以上のキャリアを持つ静岡出身のラッパーKMCのニューアルバム『ILL KID』はまさに、その期待に答える一枚だ。盟友STUTSとともに2021年には〈フジロック〉にも出演、EPのリリースなどコロナ禍でも活動を地道に続け、クラウドファンディングという彼にとって初の試みを無事達成し、このアルバムの完成へこぎ着けた。
全16曲という今日珍しいボリュームのアルバムを通して、KMCは全力で走り切るようにテンションを落とすことなくシャウトし続ける。そして、STUTSはもちろんOMSB、Hi’Spec、KO-ney、MAHBIEと言った、現在の日本のヒップホップシーンを生き抜く誠実なるプロデューサー達によるソリッドなトラックが、マイクを握りしめる彼を足元から支えている。ビートのバリエーションに対して、客演なし(!)の構成、アルバムのどこを切り取ってもKMCのデカい声が響きまくり、しかもそのどれもが、その人間性を感じさせる〈生きた〉パンチラインの数々……このマッシヴな一枚を作り終えた今、KMCは何を考え、そしてどこに向かうのか?
4月中旬、舞い散る桜に止めを刺す台風一号〈マラカス〉(マラカス)が接近する中、むくつけき男たちが都内某所の会議室に集まった。盟友OMSBを交えた、KMCの新作インタビュー――「ビッグ対談だよ!!!」「今日はもう……殺し合いだよ!!!」「戦後80年を語るよ!!!」湿った春風を薙ぎ払うようにヒリついた言葉が、インタビュー開始前から飛び交う。目のギラつきを隠そうともしない、その男たちの声は、とても――とても――とても――。

KMCのことが本当に好きなヤツが集まったクラウドファンディング
――アルバム完成、おめでとうございます。アルバムを作り終えて、達成感というか、やり切った感はありますか?
KMC「いやー、むしろこっからだなって気持ちの方がデカいですね。リリパもあるし、ライブもいっぱいやるし……」
――クラウドファンディングの達成も、ゴールじゃなく通過点と言った感じでしょうか。
KMC「全然、通過点ですねえ。クラファンでお金が集まってからの方が、やることが多かったんで。リターンの期限が3月中だから、間に合うようにしなきゃ~みたいな。成功して良かったっていうのはありましたが、ここから頑張らなきゃみたいな」
OMSB「(クラファンは)俺には無理だな~って思ったな(笑)。クラファンのために毎日ブログ書くとか、俺マメじゃないしできねえ~って(笑)。俺はそういうのが出来ない分、時間かかっててでも、とにかく良い物作るしかないし……。
でも、KMCのクラファン見てて、KMCのことが本当に好きなヤツが集まる感じが、メチャクチャ良いと思った」
――KMCが何かやるなら応援するよ、って人たちが可視化された感じですよね。そもそも制作はいつから始まったんでしょうか?
KMC「オムスとかからビートは貰ってて、アルバムを作れるくらいのボリュームの曲はあったんですよ。コロナ禍になってから、リリックも30曲分くらいあって。2021年の1月からレコーディングを始めて、4月には出来てたんですね。
でも、どうやってリリースしよう、予算もないし……みたいな。その時ふと、クラファンでやるっていうのを思いついて。曲はあるから、リターン限定の音源とかも作れるだろうしって」
――コロナ禍の中でも曲は作り溜めていたんですね。コロナ禍のこの2年で、活動に変化はありましたか?
KMC「ライブも無くなるし、自分がよくイベントをやってた新宿のBE-WAVEっていうハコも潰れちゃったりして……。
ただ、コロナ前は〈何がなんでもやってかなきゃいけねーんだ〉みたいな焦りが常にあったけど、コロナで〈いや別にここで立ち止まってもいいんじゃねえ?〉って思ったんですよね。ライブも無理にしなくていいし、リリースとか関係なしに、ヒマだから曲とかも遊びとして作ってみようみたいな」
――停滞とかじゃなく、クールダウンできるきっかけになったと。
KMC「あとそれ以前は酒呑んでたけど、コロナになってから、酒もういらねぇなーって。他に楽しいことたくさんあるな、みたいな」
OMSB「酒は呑もうよ(笑)」
KMC「えーでも俺、ジュース、麦茶で全然楽しい」
OMSB「前はそんなんじゃなかったよ、KMCは(笑)。ウチに来ても酒呑んで、オニックスとかかけると〈ウオオォ~!!!!〉って……(笑)。うるせーけど、楽しかったのに」
KMC「呑まなくてもなるよ、今も! 酒の力がなくても〈ウオ~〉ってなれるよ。期待してて下さい(笑)」

オムスのヒップホップに対する姿勢に!大変感銘を!受けてですね!素晴らしい男だなと!
――そもそもKMCとOMSB、2人の出会いはいつ頃ですか?
OMSB「俺がラップをやる前だからもう10年以上前……町田のイベントで、KMCがゲストライブとかをやってて。で、その後にあっこゴリラのリリパか何かで一緒になったんじゃない?」
KMC「ライブで一緒になったのはその時だね」
OMSB「その時、KMCが声かけてくれて〈(OMSBのライブが)正直こんな良いと思ってなかった〉って言ってくれて、何様だよって……」
KMC「ヘッヘッヘ(笑)。いや、ラップが凄い上手くなったなって感じて」
OMSB「まあ、それはともかく(笑)。そういう流れで〈一緒になんかやれたらいいね〉みたいな話して」
KMC「そこらへんからだよね、家に遊びに行ったりするようになったのは。とにかく……オムスの、ヒップホップに対する姿勢に!大変感銘を!受けてですね!素晴らしい男だなと! それで是非曲を、って感じですね!」
OMSB「ンッフッフ(笑)」
OMSBは尻叩く系の鬼プロデューサー
――実際、今回のアルバムも、オムスのビートの曲、例えば2曲目“Outta Here”とかもメチャクチャカッコいいですね。それと3曲目の“HOO!EI!HO!”もオムスですが、この曲はPresident BPM(近田春夫)がオリジナルで、日本語ラップクラシック的な一曲ですが、これを今カバーしようと思ったのは何故でしょうか?
KMC「もともと俺が“KMCの夜を使いはたして”(2018年)とか、カバー的な曲をいろいろやってたんですよ。そこでオムスがふと〈“KMCのHOO!EI!HO!”やんなよ〉って言ったんですよ」
OMSB「俺がその時、改めて“HOO!EI!HO!”にハマってたんだよね。やっぱスゲー曲だなって。最初は俺がカバーをやろうと思ってたんだけど、KMCの方がいいかなって思って」
KMC「初めはちょっと面食らったけど、でもそうかもな、みたいな。“KMCのHOO!EI!HO!”だったらこんな感じかな、ってリリックを書いて」
OMSB「ビートはとりあえず、乗せれそうなブレイクビーツを急ぎで作ったんだけど、何回も作り直して、あのカタチに落ち着いて」
KMC「やっぱ“HOO!EI!HO!”という、あの曲だよね。カンタンにやっちゃいけない」
OMSB「サラッと終わる曲(カバー)にしちゃいけないっていう、そこはスゲー考えたね」
KMC「俺はもう途中で、これでいいって一瞬思ったから。そこを踏みとどまった(更に作り込んだ)のはオムスだから。素晴らしいよね」
――オムスが単にトラックを提供するだけじゃなく、曲そのもののアイデアだったり、進行にも関わっている、と。
KMC「今回いろんなビートメイカーからトラックを貰ってますけど、オムスの曲は〈プロデュースされた〉って感じが凄くあって。オムスじゃないと発揮できなかった部分がある。このビートでやってみなよ、っていうカタチで〈示す〉人だと思いますね。気抜いたら振り落とされるみたいな、そんな感じがあるんですよ、この人。尻叩く系ですね(笑)」
OMSB「いや、俺も昔は(トラックを提供したラッパーに)言えなかったんだよ。言っても〈でも納期もあるし……〉みたいに、そのまま行っちゃったり。それが結構悔しかったから……。俺もそれを甘んじてた所あったけど、ここ数年、そういうのやめよう、ちゃんと言おうって思って」
KMC「その方が絶対いいよ。尻叩く系の鬼プロデューサー! レコーディングも元々、普通にスタジオで録って、オムスに送ったんですよ。凄い良かったって言ってくれたんですけど、やっぱ〈でも録り直そう〉って提案してくるんですよ(笑)」
OMSB「こういう内容の曲になったんだ、っていう所にはめちゃくちゃブチ上がったけど(KMCなら)もっとバイブスが乗せられるって。だから〈悪いんだけど、録り直そう〉って言ったんです。音も悪くなっちゃうけど、スタジオじゃなくウチで。録音環境とかも整ってなくて、やり直したりしたけど、それでも良かったな~って思ったね」
KMC「うん、良くなった。〈カブセもう一本入れとこう〉とかオムスがいろいろディレクションしてくれて。1日で3曲とか、汗だくになりながら録って」
――オムスの家で、オムスが立ち会ってラップを録音し直した方が、スタジオより音質は劣ってもトータルで良くなったと。
OMSB「しかもめちゃくちゃ声デカいから。普通の民家でこの声量を出すもんだから、雨戸も閉め切って録って(笑)。頑張ったよね」
KMC「帰り道、オムスに〈良いよ! 絶対良くなるよ!〉とか励まされたよね。エモいですね(笑)」

“ダウンタウンボーイ”は“KMCのRadio Ga Ga”
――オムスと同じくSIMI LAB~SUMMIT繋がりで、Hi’Specさんの提供曲もありますよね。
KMC「そうすね、ハイスペさんと出来たのも自分の中でアツいですね」
OMSB「100 bars(100小節のラップ)やった曲?」
KMC「そう! “COAST 2 COAST”ね。オムスが『Think Good』(2015年)で100 barsをやってるんです。それに感銘を受けて、俺もやろうと思ってやったんですよ。ハイスペさんに〈100 bars書いたからビート作って!〉って。根性ですよね。やり遂げたらもう、何でも出来るって感じになりましたよ」
――懐かしTVネタたっぷりのリリックで“ダウンタウンボーイ”も印象的な曲ですね。この曲はどういうきっかけで生まれたんでしょうか?
KMC「映画の『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)ってあるじゃないですか? 最後に“Radio Ga Ga”のライブシーンが出てくるんだけど、映画で歌詞(字幕)を読んで、めちゃめちゃいい歌だなあって突き刺さったんですね。これのKMCバージョンを作ろうとしたんですけど、別に自分はラジオで育った訳じゃないから、KMCならTVショーかなってことで、さらにダウンタウンだよなって思って。だから“KMCのRadio Ga Ga”っす、あの曲は」
――STUTSさんがプロデュースした曲もアルバムの要所要所に配置されてますよね。近年は星野源との共演、松たか子“Presence”(2021年)などでお茶の間にもその活動が波及しているSTUTSさんですが、彼とも昔からお付き合いがあるんですよね。
KMC「俺が20歳の頃で、彼が大学入学で上京してきた時からなんで、もう長いですね」
OMSB「一緒に住んでたよね?」
KMC「一カ月だけね。STUTSん家の台所に俺が住んで」
――何でも言える仲というか。
KMC「基本的にノーと言わない人なんで。今回入ってる曲で言うと“Summertour”とか、俺がボサノバとか聴いてた時期だったんで、そういう事がやりたいって言った曲なんです。そういうのを言える仲ですね。ワガママを聞いてくれるというか、俺の〈こういうのやりたい!〉っていうのを面白がってくれるんで」
OMSB「いい意味で貪欲だよね、音楽に対して。成長したいっていう」
KMC「彼の今の姿に出てるよね。ギター弾いたり、ラップしたりとか」
ヒップホップってこうでしょ
――STUTSさんの活躍もそうですし、オムスも昨年EPを2作出してましたけど、周りのミュージシャンの活動やリリースに刺激は受けましたか?
KMC「ありますねえ。オムスのEPも、さすがオムスさんですねえっていう……」
OMSB「(無言で力こぶを見せつける)」
KMC「(OMSBの力こぶを揉む)そうですねえ~!!! まあ、STUTSもそうですけど、ダサいことはしないじゃないですか。オムスも、色んなアプローチはするけど、ヒップホップってこうでしょ、っていうのを貫いてるんで」
――オムスから見て、KMCさんの新作についてはどう思われましたか?
OMSB「まあ、客観的に見るのは難しいけど……特に“新所沢PATARSON”なんかは事情を知ってるから、普通に泣く(笑)。あと“ILL KID”とかも俺めっちゃ好きなんだけど、ホント何言ってるかわからない!」
KMC「あのリリックは本当、誇大妄想(笑)。〈ある組織が俺を狙ってる~〉でもビギーのリリックとかも誇大妄想じゃん」
OMSB「2パックもそうだし」
KMC「まあ……(リリックに出てくる)年を取るほど若返る男の半生、ベンジャミン・バトン!って感じだよね」
OMSB「それ言いたいだけだよね(笑)。さっきもツイートしてたけど。ひとりベンジャミン・バトン(笑)」
KMC 3rd Album「ILL KID」は4/27リリース!
— KMC (@kmc_0548) April 12, 2022
歳をとるほど若返ってしまう男のハードな半生を綴った大パンチラインミュージックアルバム!
豪華製作陣多数参加!
BASEにてCD予約絶賛受付中!
フィジカルで極太のサウンドを体感しろ!https://t.co/sOTbu2mUGl pic.twitter.com/YkzG9eC4cF
――あの映画のそのCM、やたら観ましたよね。懐かしネタっていうか、言葉の響きだけがずっと印象に残ってるフレーズってありますよね。なんか口に出して言いたくなる感じ。
KMC「俺はもう、そんなのばっかりですよ(笑)」

意味は後付けでも、韻を踏まなくても、ええやんええやん
――今、鼻歌みたいなラップのスタイルってあると思うんですけど。力まずに、フワフワっとした感じというか、リリックも英語を交えつつ、言葉として聞き取れなくても、雰囲気で聴かせるようなラップです。マンブルラップなんて言葉もちょっと前にありましたが、KMCさんのスタイルはそういうのとは真逆ですよね。
KMC「真逆ですね、ハッキリとラップする。やっぱり俺は、デカい声のラッパーが好きなんで」
――腹にも喉にも力を入れて、ハッキリ何を言ってるかわかるようにラップするっていう。だけど、KMCさんの場合、何故それを言ってるのか、何を伝えようとしているのかはよくわからないっていう……(笑)。言葉としてはわかるけど、これは何の話を聞かされてるんだろう?みたいな面白さがありますよね。
KMC「(あるフレーズを)言いたいだけ、っていうのがスゴいあるんですよ。それ言いたかっただけっしょ?みたいな。そういうのをリリックにしちゃってますね。でも歌ってる内に、結構後から意味が付いてきたりもするんで。その時は意味がわからなくても、後から、あーこういうことだったんだ、みたいな。無責任だけど、これ言いたかったんだから仕方ねーっしょ、聴いてる人で解釈して、っていう思いがありますね」
OMSB「あとKMCって、前はもっと、面白い韻を踏むイメージだったけど、今は言いたいことを言うために韻を減らしてる」
KMC「韻を踏まなきゃっていう義務感があったんだけど、でもそれもさんざんやり尽くしたし。韻はもう、バシッと決める所だけ決めればOK、って感じですね。
あと前は、とりあえず荒々しいものにしなきゃ、みたいな思いが先走ってて、曲のテーマとかがぼんやりしてて。でも今回のアルバムは〈この曲はこのテーマで〉っていうのがハッキリ決まってますね」
OMSB「それと、ある感情を歌って、でも聴いてる人には他の感情を抱かせる、ってのが上手いと思いましたね。悲しいことを言ってるのに、聴いてる方は笑っちゃう、みたいな」
KMC「それはあるかもね。こっちはもう、大変なことが起こってるのに、聴いてる方はそうじゃないとか。(過去の曲で)”東京WALKING”(2010年)ってあるじゃん。こっちはポジティブなことを言ってないのに、聴いてる方は元気出るとかブチ上がるとかさあ!」
OMSB「まあ……いいじゃないの(笑)」
KMC「そうだね。自由だからね! ええやん」
OMSB「ええやんええやん!」
――KMCさん、ハリウッドザコシショウ好きなんですか? 僕、めっちゃ好きで動画を観まくってるんですけど。シショウもKMCさんと同じく、静岡出身ですよね。喋り方が似てるなってさっきから思ってたんですけど(笑)。
KMC「大好きですよ! あの人やっぱ、静岡のフロウがありますよね? 俺のフロウは静岡のオールドスクーラーのフロウですよ」
OMSB「最初俺は、KMCは江戸前フロウだと思ってたんだけど。浅草とかの、チャキチャキの。静岡だったんだ(笑)」
KMC「別に浅草の人、こういうフロウじゃないでしょ。もっと抜いて喋るよね。静岡の人は一生懸命喋るから! 愚直で、威勢のいい感じで(笑)」
――ルーツが垣間見えましたね。
50歳でビートメイカーに、70歳になってもバカシャウト
――ところで、夢というか目標というか、KMCさんは将来的にどうなりたいとかってありますか?
KMC「夢って言うと違いますけど、オムスのようにビートを作るラッパーっているじゃないですか? 俺もそういう風になんなきゃいけねーのかなーって思ってたんすけど……50歳くらいになってからでもいいかなーと(笑)。とりあえずラップを一生懸命やって、50になったら他のことも始めよう、みたいな」
――VOLOさん(VOLOJZA)やQNなんかも、ビートもラップもやりますよね。
KMC「そうすねー。スゴいなーって思うし、俺も何かしなきゃなって思うんすけど、出来ないし(笑)。まあ(経験をいろいろ積んで)50くらいになれば多分……。とにかく、ジジイんなっても、70、80、90と、やり続けてたらカッコいいですよね」
OMSB「いやーそうなんだよね。年取ってもラップやるの、キツいんじゃないかとか言われるけど(笑)」
KMC「いないからじゃん? ラッパーで年寄りが。(自分たちが)なんなきゃダメだよね。70になってバカシャウトしてたらヤバいよ」
OMSB「それかトラップ系の人で、80なってもこう……(腕を振ってユラユラする)ムーブしてたら、クッソ燃えるでしょ(笑)」
――日本で、おじいさんになってもラッパーやってて、っていうロールモデルがまだ無いですよね。
OMSB「ECDさんは、おじいさんというには若すぎたしね」
KMC「じいさんになる前に死んじゃったからさ。早すぎたよね。ECDさんの“君といつまでも”(加山雄三のカバー、2017年)を亡くなってから聴いたら、めちゃくちゃ食らいましたね。やんなきゃダメなんだなって思いました」
OMSB「うん」
KMC「70、80……120くらいまで生きたいっすけどね! 不老不死の体を手に入れて」
――ベンジャミン・バトンのように。
KMC「そう(笑)。年を取るほど若返ってしまう男……!」

RELEASE INFORMATION

リリース日:2022年4月27日(水)
品番:YNGH-001
価格:3,300円(税込)
配信リンク:https://ssm.lnk.to/ILLKID
1. Krush Groove (Intro) / Beats by STUTS
2. Outta Here / Beats by OMSB
3. HOO!EI!HO! / Beats by OMSB
4. ILL KID / Beats by KO-ney
5. COAST 2 COAST / Beats by Hi'Spec
6. Rock Steady / Beats by STUTS
7. おやすみTOKYO / Beats by ALTO
8. NEW YORKに行こう / Beats by STUTS
9. Renegades / Beats by Hi'Spec
10. 人気者でいこう / Beat by IRONSTONE
11. ダウンタウンボーイ / Beats by Yasuyuki Sugawara (ecke / SYMBOL)
12. My Summer Vacation 2002 / Beats by MAHBIE
13. Ride Music / Beats by OMSB
14. 新所沢PATARSON / Beats by YAB (JUMANJI)
15. 働けMOVE THE CROWD / Beats by KO-ney
16. Summertour / Beats by STUTS
LIVE INFORMATION
KMC “ILL KID“ RELEASE PARTY
2022年5月5日(木・祝)東京・新宿 LOFT
開場・開演:17:00
RELEASE LIVE:KMC
GUEST:OMSB & Hi’Spec/STUTS
前売り/当日:3,000円/3,500円(いずれもドリンク代別)
チケット:e+にて販売中
https://eplus.jp/sf/detail/3603710001-P0030001
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft/209809

PROFILE: KMC
駿河湾の荒波が生んだスーパースター、そして雄大な富士山を望む事が出来るパラダイスシティー a.k.a. 静岡県吉田町から飛び出した無敵の0548 Style MCである。麻薬もやらねぇしタトゥーもありゃしねぇがHIPHOPが好きという愚直さと威勢のよい楽曲とライブパフォーマンスでPropsを獲得。Rapしてきて色々あったが悲しい事もHIPHOPでぶっとばしてきたのでどんな時だってぶっちぎりのKING。声がバカでかく突き動かされる衝動のままに発せられるRhyme & Flowは爆発する魂の叫びそのもの、キャベツ頭をぶち抜くリリックはたちまちKids達の胸に突き刺さる。毎月、東京・新宿カブキラウンジで開催されているレギュラーイベント〈泪橋〉ではコミッショナーとして君臨している。今後ノロマな時代をマイメン達とぶっとばしながら新しいアルバムとかをガンガン出して50歳になったらビートも作ってく予定。本当の名前は柳原一仁。
PROFILE: Mr. “All Bad” Jordan a.k.a. OMSB
2010年から自身も所属するグループSIMI LABとして活動を開始。グループとして2枚のアルバムをリリースし、2012年にソロとしてのファーストアルバム『Mr. “All Bad” Jordan』、2015年にはセカンドアルバム『Think Good』を発表。プロデューサーとしても多数のトラックプロデュースを行ない、2019年に新機軸となる“波の歌”を発表。2021年4月よりTV東京にて放映がスタートしたアニメ作品「オッドタクシー」の劇伴音楽をPUNPEE、VaVaと共に担当した。5月にはひさびさの新作となる4曲入りEP『MONKEY』を発表。そして8月、同年2作目となる4曲入りEP『HAVEN』を発表した。