佐野元春 & THE COYOTE BANDがニューアルバム『今、何処(WHERE ARE YOU NOW)』を2022年7月6日(水)にリリースする。
2022年3月に芸術選奨文部科学大臣賞を授賞され、全国ツアーの開催を発表した佐野元春。さらに、書籍「ザ・ソングライターズ」の出版や、『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』の復刻、名盤『SOMEDAY』のリリースから40周年、桑田佳祐の新曲“時代遅れのRock‘n’Roll Band”への参加といった話題に続いて、待望のニューアルバム『今、何処』を発表する。
佐野元春 & THE COYOTE BANDは、2021年にシングル“銀の月”をリリースした。これに続くアルバムはダブルアルバムになるという発表もあったが、最終的にはそれぞれ独立したテーマを持ったアルバムが2作品、連続でリリースされることになった。先行して配信のみでリリースされた第1弾の『ENTERTAINMENT!』、そして今回リリースされる『今、何処』だ。
THE COYOTE BANDとの6作目になる『今、何処』について、佐野元春は「最高の一枚」だと言う。ファンクラブ誌のインタビューで佐野元春は『今、何処』について語っており、「ファンはシングル『銀の月』で感じてくれたかもしれないけれど、新作ではコヨーテバンドとして次のフェイズに入った」と説明。その仕上がりには相当満足しているようで、「変な言い方で悪いけれどこれが佐野元春の”最後のアルバム”と言ってもいいくらいだ」と笑った。
さらに、佐野元春は次のように続けている。「いろいろなタイプの曲が重なってひとつのコンセプト・アルバムになっている。今時コンセプト・アルバム?なんて思われるかもしれないけれど、今だからこそっていう思いがある」。「新作はパンデミックを超えた次のフェーズを感じてもらえるようなポジティブなバイブがあると思う」。
また、佐野元春はアルバムの曲を書くのに「約3年間をかけた」とのことで、周りからの反応は上々だと述べている。「マスタリングが終わった音を聴いてコヨーテバンドのみんなの感想は一言、”ヤバい”ね、だったよ」。「パンデミックでライブが制限されていたからその分、スタジオでサウンドの細部まで詰めることができた。アルバムの完成度は高いと思うよ」。
アルバムのアートワークは、英国のデザインチーム〈StormStudios〉によるもの。「僕のアルバムでは『BLOOD MOON』、『MANIJU』 に次いで3作目のコラボレーションになる。配信の時代と言われているけれど、僕のレーベルではパッケージ・アートにも力を入れている。早くファンに見てもらいたい」。
また、初回限定のデラックスエディションは、ファンにとってたまらない内容になっている。デラックスエディションには、『今、何処』に加えて、ストリーミングで先行販売したアルバム『ENTERTAINMENT!』が同梱される。DVDには、バンドメンバーのインタビューと全9曲のミュージックビデオを収録。充実の100Pのブックレット、さらにアルバムの未収録曲1曲を無料でダウンロードできるパスキーも付いている。
パンデミックを超えた次のフェーズを予感させる、佐野元春 & THE COYOTE BANDの新作『今、何処』。佐野元春はいまの時代に伝わる/伝えたい音楽表現を志向している表現者であり、その音楽は現代にコミットしたいまの時代の音楽だ。新作『今、何処』が多くの音楽ファンに届く日は近い。
RELEASE INFORMATION
リリース日:2022年7月6日(水)
■初回限定ボックス盤
品番:DMA-026/027, DMDVD-028
価格:7,150円(税込)
■通常盤
品番:DMA-028
価格:3,300円(税込)
■ダウンローディング
販売:iTunes Storeなど
価格:250円(1曲)
TRACKLIST
1. OPENING
2. さよならメランコリア
3. 銀の月
4. クロエ
5. 植民地の夜
6. 斜陽
7. 冬の雑踏
8. エデンの海
9. 君の宙
10. 水のように
11. 永遠のコメディ
12. 大人のくせに
13. 明日の誓い
14. 今、何処
■ミュージシャンクレジット
THE COYOTE BAND
ドラムス:小松シゲル
ベース:高桑圭
ギター:深沼元昭/藤田 顕
キーボード:渡辺シュンスケ
■ プロダクションクレジット
Produced by Moto ‘JET’ Sano
Recorded & Mixed by 渡辺省二郎
Mastering Engineer: Randy Merrill
2022©M’s Factory Music Publishers
PROFILE: 佐野元春
1956年、東京生まれ。80年、レコーディングアーティストとして始動。83〜84年の米NY生活を経た後、DJ、雑誌編集など多岐にわたる表現活動を展開、92年、アルバム『Sweet 16』で日本レコード大賞アルバム部門を受賞。2004年に独立レーベル〈DaisyMusic〉を始動し現在に至る。代表作品に『SOMEDAY』(1982年)、『VISITORS』(84年)、『Sweet 16』(92年)、『FRUITS』(1996)、『THE SUN』(2004年)、『COYOTE』(2007年)、『ZOOEY』(2013年)、『BLOOD MOON』(2015年)、『MANIJU』(2017年)がある。