エズラ・コレクティヴ(Ezra Collective)『Where I’m Meant To Be』UK新世代ジャズの現状を伝えるハイブリッドで洗練された重要作

EZRA COLLECTIVE 『Where I’m Meant To Be』 PartisanBIG NOTHING (2022)
2022.11.04

多種多様なジャンルの坩堝と化している南ロンドン・シーンにおいて中心的存在のクインテットが名門パルチザンから放つ3年ぶりの2作目。多民族集団でもある彼らの特徴はジャズと各々のルーツ音楽をハイブリッドした音楽性で、アフロ、ラテン、ブラジル、さらにはヒップホップやブロークンビーツなども幅広く融合し、極めて明解なダンス・サウンドに仕上げている。MCのサンパ・ザ・グレイトを迎えたアフロ・サンバなトライバル・グライム“Life Goes On”、汗が飛び散る勝利の舞“Victory Dance”、ルードでヘヴィーなスカ・キラー“Ego Killah”など、どこを切り取っても2020年代のムードが溢れ出す。コージェイ・ラディカルやネイオらが客演。モンクの名盤を模したアートワークにも風格が漂う。

 


多様なジャンルをシームレスにジャズるロンドンの5人組エズラ・コレクティヴ2022年作。コレオソ兄弟(ドラムス/ベース)を中心に、共演/参加作やソロ作も活発なジョー・アーモン・ジョーンズも在籍するハイブリッド且つ洗練された音楽集団の本作にはサンパ・ザ・グレイト、コージー・ラディカルも参加。モンクの『Underground』を引用したジャケ写やアンサンブル/コール・アンド・レスポンス/インプロヴィゼーションの深化・進化は、イギリスでの新世代によるジャズ再復権後の彼らと様々な状況/環境下で抗う私達にタイトルでも掲示した重要作。ええやんええやん。