傑作から1年余りで第4作目が到着。聴感的には非常に風通しが良く、開かれた雰囲気のあった前作と比較すると、サム41を彷彿とさせるような陽性さもある“Under My Skin”はあれど、幻想的なアルぺジオが貫かれる“I Wish I Could Feel”をはじめ、ドリーミーでメランコリックなムードが印象的。それでいて、ギラついた轟音ギターをかき鳴らす“Dazzlin”や、抑圧や渇きを爆発させたような“Phosphorescent”といった直情的な楽曲もあり、より自身のルーツに立ち返った雰囲気もあるのは、レコーディング~ミックスまでをメンバーみずからで手掛けたことが大きいのかも。瑞々しいサウンドスケープに潜む電子音が示唆的な“The Philosophy of the Earth”も良曲で、聴きどころばかり!