ホセ・ジェイムズの公私にわたるパートナーとしても知られるターリの4年ぶり2作目。内容はコロナ禍において夫のホセと世界を放浪した記録だそうで、訪れた各都市での創作がほぼ時系列に並んでいる。スフィアン・スティーヴンスやフィオナ・アップル、ベックからの影響が大きいと語る楽曲群は、バンド・サウンドを主としつつ弦楽なども取り入れたオーガニックなものだ。