Z.O.Aの森川誠一郎、割礼の山際英樹、元不失者の高橋幾郎から成るロック・バンドの血と雫が、11月5日リリースのサード・アルバム『雲を掴む』のMVを公開している。

「Nuit dort（夜のねむり）」と題されたこの映像は、ファースト・アルバム『血と雫 je prie pour que la goutte ne tombe』の頃からバンドのMVを手掛ける札幌の人形アニメーション作家ユニット・ReguReguが制作したもの。見つめたものの命を奪ってしまう特殊な能力を持ったエルフを、カラス頭の人物（死神?）が迎えに来るという内容で、ストーリーに沿って演奏される物悲しくも安らかなギターのアルペジオが、寓話性の中に潜む独特の美意識やデカダンスを炙り出すような映像に仕上がっている。

なお。新作『雲を掴む』の録音／ミックスは、テニスコーツらとの仕事でも知られるリチャード・ホーナー、マスタリングは中村宗一郎が担当。トラックリストなどの詳細はバンドのオフィシャルページでチェックをどうぞ。