〈予告版〉を経て届いた2年ぶりのフル・アルバム。著名な辞世の句を織り込んだ“切腹 -life is beautiful”やパンキッシュな“脱兎さん”、疾走感とキメを効かせたアンサンブルに突如チェンバロが飛び出す“赤色矮星”などの〈らしさ〉溢れる奇天烈さもありつつ、愛と敬意に溢れたSOFT BALLETカヴァーからの、郷愁と哀愁が錯綜する壮大な“銀河鉄道の夜”の美しさに胸が熱くなる。