予告版EPを経て、ついに本編となる約4年ぶりのオリジナル・アルバムが到着。このバンドらしい退廃的なムードはあれど、アッパーに振り切った石井秀仁作の“ハイ!”にしろ、幻想的な電子音と豪快に突き進むビートが絡まり合う村井研次郎による“ニンフォマニアック”にしろ、全体を通して爽快さが印象に残る全13曲。心地よい微睡みが郷愁と孤独を突き付ける桜井青製の“光と影-His Master’s Voice-”で締め括るところも素敵。