ドイツのバンド、ホッホツァイツカペレと植野隆司(テニスコーツ)の全面参加で制作された4年ぶりのフル・アルバム。管弦をフィーチャーした豊潤で絶妙に力の抜けたアンサンブルと、力強くも繊細なソングライティングとが結託し、最高に甘美でほのかにサイケなポップ世界を描いている。よれた足取りでレゲエやソウルにアプローチした楽曲も素晴らしい。