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ふたりが車を降りるとき、これからママに戻るんだなって

――このインタビューを2012年からやってるわけじゃないですか。最初のときお兄さんの話になって、「私が結婚するにしても兄のことをわかってくれる相手を見つけたい」って言ってたのがすごい印象的で。

Nao☆「兄にも優しいです。兄も大好きなんで、よかったなって」

――そのへんがクリアできる相手であればなんの問題もないです。

Nao☆「はい! めっちゃ優しいし兄も大好きです」

――自分が先陣を切って、ぽんちゃ、かえぽと結婚していったわけですけど、エゴサとかはしてたんですか?

Nao☆「いや、まったくしないようにして。自分のとこに来たコメントだけ見るようにして、エゴサはやめようと思って。最初ってホント怖くて」

――わざわざリプライを飛ばしてくる人に、そこまでヤバい人はそういないはずだ、と。

Nao☆「そう信じて(笑)。でも、周りに聞いたら〈誰も嫌なこと書いてる人いないよ〉って言われて。1週間はエゴサできなかったんですけど、一瞬だけ見てみたら安心して。これを見てふたりも安心して発表できたらいいなと思いました」

――Negiccoのことをよく知らずに批判している人はいたかもしれないけど、とりあえずファンが悪く言ってるのは目にしなかったので。

Nao☆「よかったです」

――その結果、この前例のないアイドルグループが誕生したわけですよ。

Nao☆「しおりん(玉井詩織)も〈後にも先にもNegiccoさんだけだから〉って言ってくれてるみたいでうれしいです」

――さっきの撮影を見てても3人が主婦には見えなかったんですよ。

Nao☆「ホントですか? いまお腹が出すぎてて(笑)。実はいまもずっとへこましてるんですよ」

――でもNegiccoのままでしたね、空気感が。何年経とうと状況が変わろうと、ちゃんとNegiccoでした。

Nao☆「自分たちではわからなくて。でも、私もふたりを見てて、毎日一緒にいて〈バイバーイ〉って車から降りるとき、これからママに戻るんだなと思ったら不思議な気持ちというか、ママに見えないなって。子供の話とかいまの状況を頻繁にLINEするんですけど、そういうときにみんなママだなっていうのを実感するんですけど、Negiccoから戻っていくときに、これから子育てするんだなって、自分もママっていうことを忘れてふたりを見る瞬間はありますね」

――2016年かな、「ゆっきーがいると話せない」って雪田(容史)さんを出して話したエピソードとか思うと感慨深いですよ。

Nao☆「追い出されたの覚えてます?」

雪田容史「わかんない」

Nao☆「何を言ったんだろう?」

――覚えてないですか?

Nao☆「覚えてないです」

――無茶苦茶おもしろい話をしてたんですよ。

雪田「いま言っても大丈夫?」

――絶対書かないですけど。言っていいですか?

Nao☆「大丈夫です」

――「●●●●●●●●●●●●ってホントですか?」って。

Nao☆「やーめーてーーー!!」

雪田「ハハハハハハ!」

――いろいろ不安だったみたいで、その人がお母さんになってるんですよ。こんな感慨深いことないじゃないですか(笑)。

Nao☆「ギャーッ怖い! 若いって怖い!」

――そんなに若くもなかった!

Nao☆「それだけ純粋だったんです」

――そういうことです。

Nao☆「でも、そんな話したの豪さんだけですよ。恥ずかしい!」

――もちろん書かないですけど、でも何度かそういう衝撃は受けてます。Tパレ(T-Palette Records)感謝祭のときも……【以下略】。

Nao☆「ハハハハハハ! 豪さんをなんだと思ってるんだろう(笑)。ホントすみません! 恥ずかしい! 穴があったら入りたいぐらいです」

――そういう子が人の親になったんですよ。

Nao☆「恥ずかしい(笑)。自分が親だったら〈やめなさい!〉って言っちゃいますね」