今年の〈フジロック〉に出演したシューゲイザーの雄が6年ぶりの新作を完成。2017年の復活作ではバンド・サウンドを力強く鳴らしていたが、今回はややエレクトロニクスの比重が増えており、“Chained To A Cloud”などは『Pygmalion』期に回帰した趣も。メンバーが親との死別を経たことも関係しているのだろう。深いメランコリアのなか、鎮魂の祈りを捧げているかのような一枚だ。
スロウダイヴ(Slowdive)『Everything Is Alive』エレクトロ要素が増えつつ深いメランコリア感じる6年ぶりの新作
