ロシアからとんでもない作品が届いた。全3巻にて刊行。永らく国境を閉ざしていた謎の独裁国家〈サバキスタン〉はある日、国境を開放。世界各国のジャーナリストたちが招かれた。リーダーである〈同志相棒〉の葬儀リハーサルの日。架空の国だが具体的などこかの国を思わせる描写。1巻では工場勤務ハーモニー、世界的ジャーナリストのアンリ・パスカルなどの視点から国家との在り方を多面的に描写。2巻、子供たちの視点から国家の実像を描き、3巻、弁護士の視点を通じ時系列を入れ替えると審理対象の扱われ方に変化があり、危うい国家サバキスタンを炙り出す仕組みに。自由の意義を問いかける革命的な作品。
ビタリー・テルレツキー、カティア「サバキスタン 3 裁判」謎の独裁国家を巡る物語、自由の意義を問うロシア発コミック
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