菊地成孔氏の著作に関しては、富田林の図書館にあったものを読破した後すっかり遠のいてしまっておりました。コロナ禍の二年半に記されたものをまとめたこの新刊にはその間にあった様々な出来事、あんな人やこんな人にまつわる話、お酒や食べ物についてのこと、身体に関すること……などが書かれており、氏の近況と言葉の変わらない魅力を知ることが出来ました。もちろん日本を代表するジャズ・ミュージシャンならではの話も盛り沢山、DC/PRGの解散や新しく始動したプロジェクトについてのことも触れられています。新年を迎えるにあたって、読んでおいてよかった1冊です。
「戒厳令下の新宿 菊地成孔のコロナ日記 2020.6-2023.1」人として、ジャズミュージシャンとしての2年半を魅力的な言葉で記した新刊
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