ディープ・フォレストが2024年4月8日(月)と9日(火)の2日間、ビルボードライブ東京で〈DEEP FOREST - BURNING TOUR 2024 - 30th Anniversary〉と題した来日公演をおこなう。

ディープ・フォレストは、エリック・ムーケ率いるフランスを代表するエレクトログループだ。92年に元テレックスのダン・ラックスマンのプロデュースによるアルバム『Deep Forest』(邦題『アフリカン・コーリング』)でデビューし、ジャズやエレクトロの世界観のなかにサンプリングしたピグミー族の歌を違和感なくミックスさせた音楽性で、処女作にもかかわらずグラミー賞でベストワールドミュージックアルバム賞(現在の名称はベストグローバルミュージックアルバム賞)を受賞した。

土着的なボイスを使ったビートといえば、近年ではブルガリア民謡をサンプリングしたKOJOE“BoSS RuN DeM feat. AKANE & Awich”(2017年)や、Olive OilがプロデュースしたCHICO CARLITO“Orion’s belt feat. RITTO”(2016年)などを思い出す。ディープ・フォレストが登場した当時のサンプリングについては、今の生成AIのように権利関係が曖昧で色々な混乱もあったようだが、彼らがこのようなサウンドを切り開いた先駆的な存在であることは間違いない。

現在までにアルバムの総売り上げが1,000万枚を超え、楽曲の総再生回数は1億回を突破。ビルボードライブ初登場となる今回の来日公演は、その30年にわたる活動の集大成ともいえる記念すべきステージになるはずだ。

エリック自身はトリュフ栽培士のムーケ・夕城をパートナーとし、99年には日本のオーディエンスの熱狂が収録されたライブアルバム『Made In Japan』をリリース、2002年には元ちとせ“凛とする”のプロデュースを務め、2004年には映画「草の乱」のサウンドトラックを担当するなど日本と縁が深い。今回も思い入れのある地でパッションを炸裂させてくれるだろう。

来日に先駆けて公開されているエリックのコメント映像によれば、昨年リリースしたばかりの最新作『Burning』の収録曲や、アイコニックな往年の楽曲などを披露する予定らしい。ならば“Sweet Lullaby”や“Marta’s Song”もきっと聴けるに違いない。

『Burning』の楽曲は、4つ打ちのリズムに美しい音色のシンセが重なって紡がれるものが多いので、サウンドのなかに意識が入り込むような陶酔感が味わえるはずだ。スタンディングで踊るのはもちろん、ビルボードライブで食事とともに楽しむのもまた粋ではないだろうか。

また演奏の雰囲気は、年始に公開された2本の動画〈New year gift Deep Forest at home〉が本公演と同じ編成なのでイメージしやすい。コードが展開しないシンプルなグルーヴを持ち味のエスニックなボイス、極上のシンセ、冷静かつファンキーなベースが彩っている。

サポートを務めるセネガル出身のベーシスト、アルネ・ワデはジョー・ザヴィヌル、マーカス・ミラー、ボビー・マクファーリン、ウム・サンガレらと演奏してきた腕利き。そしてエリック自身もジャズ的にスケールをズラしたり、確かな技術でジャムを盛り上げている。

これは絶対にライブで見た方がいい。ディープ・フォレストの活動30年を祝うステージを、その目と耳で体感しよう。

 


LIVE INFORMATION
DEEP FOREST - BURNING TOUR 2024 - 30th Anniversary
ディープ・フォレスト

2024年4月8日(月)、9日(火)ビルボードライブ東京
1stステージ
開場/開演:16:30/17:30
2ndステージ
開場/開演:19:30/20:30
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=14750&shop=1

サービスエリア/カジュアルエリア:9,800円/9,300円(1ドリンク付)

※本公演はClub BBL会員、および一般販売をWEB受付のみ実施いたします
※法人会員は電話にてご予約承ります

■メンバー
エリック・ムーケ(キーボード/マシーン)
アルネ・ワデ(ベース/ボーカル)