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スイサイダル・テンデンシーズ(Suicidal Tendencies)

元スリップノットのジェイ・ワインバーグ(ドラム)が電撃加入したことに驚愕したのはつい先日のこと。しかもジェイを迎えた新体制がここ日本で初お披露目されるとあって興奮中のリスナーも多いのでは? 胸熱な展開に心拍数が上がっている状態で迎える〈PUNKSPRING〉のステージは、おそらく後世に自慢できるものになるはずだ。

バンド自体のキャリアは、82年の結成から数えれば今年で43年目。同時期を駆け抜けたメガデス、スレイヤーらとともにスラッシュメタル界隈に属しながらも楽曲によってはハードコアパンクやミクスチャーロックも自在に操る。メンバーの入れ替わりは激しいが、過去にはロバート・トゥルヒーヨ(現メタリカ)やサンダーキャット(当時はスティーヴン・ブルーナーとして活動)といった凄腕達が在籍するなど、他に類を見ない唯一無二の存在として走り続けている。

ライブに足を運ぶ際は、『Suicidal Tendencies』(83年)と『Join The Army』(87年)の初期2作は予習必須。もちろん、予習なしで乱れ飛ぶ音の洪水に飛び込んでもかけがえのないライブ体験ができるはずだ。

 

SHAKALABBITS

今年のバレンタインに復活を宣言したSHAKALABBITS。5月には約7年ぶりとなる復活ライブも控えるなか、その前に〈PUNKSPRING〉のステージに登場する。

2000年代を代表するポップパンク/スカパンクバンドとして、日本のインディーズシーンからメジャーまでを一気に駆け上った光景を思い出すリスナーも多いだろう。かくいう筆者も地元のTSUTAYAで『EXPLORING OF THE SPACE』(2001年)と『CLUTCH』(2004年)がプッシュされていて、すぐさまレンタルしたのを強烈に覚えている。

復活の舞台となる〈PUNKSPRING〉は、単に止まった針を動かすようなステージにはならないはず。もちろん“MONSTER TREE”などの王道ナンバーを押さえつつ、それ以上に現在進行形で躍動するSHAKALABBITSの熱演に期待したい。

 

ネック・ディープ(Neck Deep)

Photo by Nat Wood

グリーン・デイ直系なポップパンクを意気揚々に掻き鳴らすネック・ディープは、ユー・ミー・アット・シックスとあわせてUK勢としても要注目。今年1月にリリースしたセルフタイトル作も好盤で、万人が好む爽快なポップパンクチューンがふんだんに詰め込間れている。今回はサム41の単独公演にも帯同することから日本全土にその名を轟かすに違いない。

 

ユー・ミー・アット・シックス(You Me At Six)

今年結成20周年を迎えるユー・ミー・アット・シックスは、2017年以来の来日となる。『Cavalier Youth』(2014年)と『Suckapunch』(2021年)ではUKアルバムチャート1位を獲得するなど不動の地位を築いている。前回の来日以降、3rdアルバム『Sinners Never Sleep』(2011年)の10周年リイシューや最新作『Truth Decay』(2023年)を発表するなど、自らの軌跡を再確認しながらも、これまで以上に多様なポップを突き詰めているようだ。キャッチーを極めた最新作の楽曲を味わえるのも楽しみだが、“Take On The World”など代表曲で絶叫する準備もお忘れなく。

 

リンダ・リンダズ(The Linda Lindas) ※3月17日公演にも出演

そのバンド名から日本とも縁深いリンダ・リンダズも、〈PUNKSPRING〉に満を辞して登場する。早咲きすぎる4人だが、コロナ禍で積んだ鍛錬を反映させたデビューアルバム『Growing Up』(2022年)で、その実力に嘘偽りがないことを証明してくれた。同作以降も“Too Many Things”“Resolution/Revolution”といった重量感が増した新曲群を発表し、とてつもないスピードで成長を続けている。大御所らとの競演も何のその、直球なガレージパンクにパワーポップ寄りな楽曲も手札に揃えて挑むパンスプのステージ、一体どんなものになるか注目だ。