またしても破格! 古今東西の音楽要素を咀嚼し、そこに工夫と閃きを織り込んだ高度かつ大胆なアレンジに翻弄されるものの、その味わいは最上級にポップという魅力(もしくは中毒性?)が、亀田誠治ら外部プロデューサーの助力も受けて、さらに強化されている。KREVAを招いたアーバン・メロウな“TOKYO HARBOR”をはじめ、マーズ・ヴォルタばりのエネルギーと予測不能な展開が炸裂する“絶対的な関係”、ノイジーでヘヴィーだが荘厳な美しさも湛えた“ドライフラワー”、はたまた独特の言語センスとアイデアに基づく“いちご”“108”などでのずば抜けた詞の表現力など、どこを取ってもフレッシュで驚きに満ちたセカンド・フル・アルバム。ダイナミックで素晴らしい演奏も含め、脱帽。