約2年半ぶり、2人体制になってからは初のフル・アルバムとなる通算3作目には、初めての外部プロデューサーとして亀田誠治、 石若駿、荒木正比呂をそれぞれ招聘した楽曲も収録。レイドバック気味のビートとアンニュイなシンセ音を交えた“me mori”、ストレートな言葉とアンサンブルで迫る“ムーンライトリバース”、リフレインするメロディーと折り重なっていく楽器たちに身も心も昂揚させられる“ますように”など、結成10周年を迎えての新たなトライに、まだまだ未来への期待が膨らむ。伸びやかな歌とバンド・サウンドを高らかに鳴らす“天きりん”から滲み出る祈りや解放、強い意志にも胸を打たれた。