今回もブレインフィーダー発となった通算4作目は、素直に楽しめる親密なアルバムという意味では最高傑作と言いたくなるかもしれない。メロウに浮遊する“Telescope”、芯のあるソングライティングが普遍的なポップネスを開花させた“Make Friends”、グルーヴィーに渦巻くアンサンブルに吸い込まれるような“Everything’s Beautiful”、スロウ“How To Meet Yourself”などの美曲が次々に押し寄せる。一方で、ライトニング・ボルトに影響されたというアグレッシヴな“Cinnamon Temple”、そこからのフリーキーな“White Rabbit”(ジェファーソン・エアプレインのカヴァー)もまた別の美しさ。素晴らしい。