オアシスのデビュー30周年を記念した展覧会〈リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展〉が2024年11月1日(金)より東京・六本木ミュージアムにて開催される。
ノエル(ギター/ボーカル)とリアム(ボーカル)のギャラガー兄弟擁する伝説のバンド、オアシス。1994年にリリースしたデビューアルバム『Definitely Maybe』(邦題『オアシス』)で90年代の英国のみならず、瞬く間に時代と国境を超えたロックンロールスターへの道を駆け登っていった。
2024年は『Definitely Maybe』のリリース、そして初来日公演から30年というビッグアニバーサリーイヤー。これを記念して、改めて彼らの残した〈永遠に色あせない〉楽曲の魅力、そして唯一無二なその存在を多角的な視点で紐解く壮大なエキシビション〈リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展〉の開催が決定した。
本展では、彼らの愛用した楽器や直筆の歌詞の走り書き、バンド初期のアイコニックなオリジナルポスター群など貴重なアイテムを多数展示。故郷マンチェスターの文化的背景をたどり、世代を超えるロックンロールスターがいかにして誕生したのかを探ってゆく。
さらにアルバムのアートワークを再現したフォトスポット、現在では味わえない彼らのライブを体感できるスペースなど、オアシスという稀有なバンドの魅力をその名曲とともに深掘りできる内容になる予定だ。
なお、オアシスのデビュー30周年を記念して、国内外で活躍するアーティスト/グラフィックデザイナーの河村康輔が手がけたバンドの新たなロゴも公開された。オアシスにとってバンドロゴのデザイナーに日本人を起用するのは今回が初となる。
河村のコメントは以下の通り。
高校生の頃に友人の作ったカセットテープで初めて聴いたオアシス。今まで耳にしていなかったタイプの音楽でありながらも、なぜか自分の心の琴線に触れるものでした。それ以降、彼らの生む作品は、ヴィジュアルを含めすべてがカッコいいと思い、今も刺激を受けている存在に。なので、今回新たなロゴのデザインの依頼をいただいたのは、純粋にうれしかった反面、デビューして30年で培ってきたバンドに新たなイメージを加えることに対しての緊張感もありました。その両方の感覚をバランスよく保ちながら制作したロゴは、バンドのロゴ2つを組みあわせたもの。現在はバラバラになってしまったバンドが、この30年をきっかけにひとつに戻ってほしいという、いちファンとしての主観的な願いを込めました。
〈リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展〉のチケットは9月上旬に発売予定とのこと。
今週末に開催される〈FUJI ROCK FESTIVAL ’24〉にはノエルがノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ名義で出演、フェス最終日のヘッドライナーを務める。なお、ノエルのステージはAmazon Musicを通じて生配信される予定だ。
INFORMATION
リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展
2024年11月1日(金)~2024年11月23日(土)東京・六本木ミュージアム
主催:ソニー・ミュージックエンタテインメント/ソニー・ミュージックレーベルズ/ソニー・ミュージックパブリッシング
後援:ブリティッシュ・カウンシル
協賛:ADAM ET ROPÉ
公式サイト:https://oasis-liveforever.jp/
X:https://x.com/Oasis30th
Instagram:https://www.instagram.com/oasis30th/
RELEASE INFORMATION
リリース日:2024年8月30日(金)
■CD(完全生産限定盤)
品番:SICX30217-30218
価格:4,400円(税込)
DISC 1『Definitely Maybe』オリジナルアルバム(全11曲)
DISC 2『Definitely Maybe』モノウ・ヴァレー・スタジオ・バージョン+ソーミルズ・スタジオ・アウトテイク(全16曲)
※豪華ハードカバーデジブック × 三方背スリーブケース仕様
日本盤のみの仕様:高品質Blu-spec CD2仕様/英文ライナー訳/歌詞・対訳/新規解説(妹沢奈美)付
■LP(輸入盤国内仕様/完全生産限定盤)
品番:SIJP185-188
価格:16,000円(税込)
LP 1&2『Definitely Maybe』オリジナルアルバム(全12曲)
LP 3&4『Definitely Maybe』モノウ・ヴァレー・スタジオ・バージョン+ソーミルズ・スタジオ・アウトテイク(全16曲)
※アウター・スリーブ × 三方背ケース仕様
日本盤のみの仕様:英文ライナー訳/歌詞・対訳/新規解説(妹沢奈美)付/日本語帯付
TRACKLIST
Volume 1
1. Rock ‘N’ Roll Star (Remastered)
2. Shakermaker (Remastered)
3. Live Forever (Remastered)
4. Up In The Sky (Remastered)
5. Columbia (Remastered)
6. Supersonic (Remastered)
7. Bring It On Down (Remastered)
8. Cigarettes & Alcohol (Remastered)
9. Digsy’s Dinner (Remastered)
10. Slide Away (Remastered)
11. Married With Children (Remastered)
Volume 2
1. Rock ‘N’ Roll Star (Monnow Valley Version)
2. Shakermaker (Monnow Valley Version)
3. Live Forever (Monnow Valley Version)
4. Up In The Sky (Monnow Valley Version)
5. Columbia (Monnow Valley Version)
6. Bring It On Down (Monnow Valley Version)
7. Cigarettes & Alcohol (Monnow Valley Version)
8. Digsy’s Dinner (Monnow Valley Version)
9. Rock ‘N’ Roll Star (Sawmills Outtake)
10. Up In The Sky (Sawmills Outtake)
11. Columbia (Sawmills Outtake)
12. Bring It On Down (Sawmills Outtake)
13. Cigarettes & Alcohol (Sawmills Outtake)
14. Digsy’s Dinner (Sawmills Outtake)
15. Slide Away (Sawmills Outtake)
16. Sad Song (Mauldeth Road West Demo, Nov’ 92)
PROFILE: オアシス
1994年にマンチェスターから突然変異的に現れた、ノエル(ギター/ボーカル)とリアム(ボーカル)のギャラガー兄弟擁するUK音楽史上最強のロックンロールバンド。兄(ノエル)が書き下ろす反則なまでにキャッチーな曲を、弟(リアム)が力強くふてぶてしい声で歌うという基本方程式のもと、直感的なロックンロールの過剰さや奔放さを湛えた楽曲群は、バンド解散後の今もなお圧倒的な熱量で〈永遠に生き続ける(Live Forever)伝説〉として燦然と輝き続けている。
1994年のデビューから2008年までの14年にわたるレコーディングキャリアを通じ、全世界で7,500万枚以上のトータルセールスを記録。〈オアシス最強アンセム〉として愛され続ける“Don't Look Back In Anger”の他にも、“All Around The World” を含む8曲の全英シングルチャート1位獲得、シングル22曲連続で全英トップ10入り、7作のスタジオアルバム全てが全英1位を獲得するなど、数々の音楽史を塗り替えてきた。1995年10月にシングルリリースされた“Wonderwall”は1990年代にリリースされた曲の中でSpotifyで初めて10億回再生を突破した楽曲となっている。音楽的な功績を残すと同時に、世界中のメディアを賑わす数々のお騒がせ事件や、兄ノエルと弟リアムの兄弟喧嘩の歴史もバンドの歴史である。バンド活動中、幾度となく解散の危機を乗り越えてきたが、2009年にノエルの脱退によりその黄金の歴史にピリオドを打った。
結成30周年/伝説のネブワース公演25周年となった2021年には「オアシス:ネブワース1996」が公開され、豪華ライブパッケージもリリースされた。2022年には日本独自企画として、初期4作品が国内一貫生産の限定カラーバイナル仕様2LPとしてリリースされた。今年2024年に、デビュー30周年を迎える。
日本公式サイト:https://www.sonymusic.co.jp/artist/Oasis/
X:https://x.com/Oasis19931997
PROFILE: 河村康輔
アーティスト/グラフィックデザイナー。1979年広島県生まれ。コラージュアーティストとしてアーティストとのコラボレーションや国内外での個展、グループ展に多数参加。代表作に大友克洋氏の初の大規模原画展〈大友克洋GENGA展〉(2012年)メインビジュアル制作やAKIRAを使用したコラージュ作品〈AKIRA ART WALL PROJECT〉の発表(2019年)、個展〈TRY SOMETHING BETTER〉(2021年)など。現在もアパレルブランドへのグラフィックワーク、ジャケット、書籍の装丁、広告デザイン、アートディレクションで活躍している。2021年にUTのクリエイティブディレクターに就任。