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めざす成功の形

 南アフリカのヨハネスブルグで生まれたタイラが、幸運を掴んだのはやはりSNSだったという。高校時代からインスタグラムに自作曲やカヴァーを発表。手当たり次第に自身の動画を、さまざまな有名人やアーティストにDMしたのが功を奏して発掘されたという。そして2019年のデビュー曲“Getting Late”(クールドリンクをフィーチャー)がいきなりヒット。エピックと契約を結び、トントン拍子で成功を収めてきた。アフリカの音楽のみならず、幼い頃から世界の音楽を聴いてきた彼女にとって、グローバルなアーティストこそがめざすところ。欧米アーティストのなかでは、リアーナやアリーヤから大きな影響を受けていると語っている。特にリアーナは、カリブ海の小国バルバドスで生まれ、アメリカに渡ってから大成功を収めたというキャリアが自身の出自と似ていることもあり、大きな目標であり、憧れであるという。

 ここまで順風満帆にキャリアを進めてきた彼女だが、実は昨年から患っていた怪我(とだけ発表されて具体的には明かされていない)が悪化。3月から5月に掛けて予定されていた初のヘッドライナー欧米ツアーや4月のコーチェラ出演がキャンセルに。というので心配されたが、先日6月末にLAで開催されたBETアワードでは、ガンナやスキリベンと共に“Jump”をパフォーマンス。さらに最優秀新人アーティスト、最優秀インターナショナル・アクトの2部門で受賞した。そして、いよいよ8月には日本に初上陸。〈SUMMER SONIC 2024〉で、いまもっともホットなイット・ガール、タイラのステージを体験することができる。

『TYLA』参加アーティストの作品を一部紹介。
左から、テムズの2024年作『Born In The Wild』(RCA)、スキリベンの2021年作『Prodigy』(VP)、トラヴィス・スコットの2023年作『Utopia』(Cactus Jack/Epic)

左から、デスティニーズ・チャイルドの2001年作『Survivor』(Music World/Columbia)、シャキーラの2001年作『Laundry Service』(Epic)、アリアナ・グランデの2024年作『Eternal Sunshine』(Republic)、エリカ・バドゥの97年作『Baduizm』(Kedar)、リアーナの2005年作『Music Of The Sun』(SRP/Def Jam)