こんにちは! 梅雨らしい梅雨もあまり感じないうちにすっかり暑い今日この頃ですが皆さまお元気でしょうか? ヴォーカルのtowanaです。今回もメンバーからのおすすめと併せて楽曲をご紹介します。

ASCA 『紫苑の花束を』 SACRA MUSIC(2024)

 ひとつめはASCA“紫苑の花束を”。佐藤さんレコメンドです。アニメ「魔法科高校の劣等生 第3シーズン 古都内乱編」のEDテーマになっているこちらの楽曲は、お洒落なトラックに洋と和の弦楽器に日本語と英語がシームレスに繋げられた歌がとても素敵な一曲。ASCAさんといえばパワフルな歌声の印象があったけれど今回はエアリーな発声の魅力が引き立っていて、声帯ポリープ手術後の変化ということで、わたしも同じ手術の経験があるのでとても共感する部分がありました。シングル2曲目の“Gift of Life”は作曲のHALIFANIEのお二人と仲良くさせていただいていることもありこちらもドリーミーでお洒落で大好き。声の響きや言葉の発音、文字の一つひとつにいたるまでとてもこだわって歌われていて素晴らしいです。

LEE JIN AH 『Jinah Restaurant Full Course』 Antenna(2018)

 Kevinくんのおすすめはイ・ジナの“What is love?”。壮大すぎない、手のひらの中の幸福を大切にするような良いメロディー&コード進行の楽曲が多く、近頃のfhánaがめざす方向性と近いのではということで教えてくれました。ピアノを弾き語りながらエアリーで可愛らしい声で歌う姿がとても素敵な、韓国のシンガー・ソングライター兼ジャズ・ピアニストです。他にもポップスやR&Bっぽさもミックスさせたようなフィーチャリング曲など幅広くお洒落な楽曲ばかりで、生活のなかでいつでも聴けるような心地よさがとても素敵です。

TYLA 『TYLA』 FAX/Epic/ソニー(2024)

 最後にわたしのおすすめはタイラの“Water”。南アフリカ出身の彼女の代名詞ともいえるこの曲ですが、夏にぴったりなサウンドであることは一聴すればすぐにわかると思います。アフリカン・ミュージックの中でもアマピアノと呼ばれるジャンルだそうですが、とにかくこのリズムが、例えるなら猛暑に辛いカレーを食べてさらに汗をかきたくなる感じ(わかってもらえるでしょうか……)。そしてタイラといえば今年のメットガラで着用した砂で作られたドレスも強いインパクトを残したようにファッションもとってもかわいい! 興味のある方はぜひ検索してみてください。

 さて今年も折り返しを過ぎましたが、我々fhánaは今夏のTVアニメ「義妹生活」、秋にニュー・アルバム、冬にはワンマンツアーを計画しています。また新しくどんな物語を紡いでいけるかわくわくしながら制作に励む日々。楽しみにしていてもらえたら嬉しいです。ではまたね!

 


towana
佐藤純一、kevin mits­unagaと組んだユニット、fhánaのヴォーカリストを担当。fhánaではメジャー・ファーストEP『Beautiful Dreamer』に続く待望の新曲、TVアニメ「義妹生活」のOPテーマとなる“天使たちの歌”(コロムビア)を配信リリースしたばかり。秋には通算5枚目のフル・アルバムがリリースを控え、それに伴うツアー〈fhána 5th Album Tour 2024-2025〉の日程も発表済みです。詳細と最新情報は〈http://fhana.jp/〉にて!