ブレインフィーダー契約後では初のアルバムであり、オリジナル作としては実に4年8か月ぶりとなるフル・アルバム。そんな待望の一枚は、西田修大がギターで参加した先行カット“ボーイズ・テクスチャー”をはじめ、KID FRESINOのマイク捌きが凄まじい“行つてしまつた”、挾間美帆のホーン・アレンジで馬場智章らが演奏する“恐怖の星”、花譜に提供した“蕾に雷”のセルフ・カヴァーなどいつにも増してトピックは多め。ビートの奔流と多様な輪郭の声が飛び交う緻密で快感的なサウンドはより親しみやすくもなった印象で、とはいえ落ち着いてはいられない聴き心地の創造しい騒々しさは抜群に唯一無二。傑作!