授業を終えて部室に戻ったら、幼児たちが大喧嘩でもしたみたいに物が散乱していたのですが、いったい何事!? 会長として絶対に許せません!! いまようやく片付けが終わったので、最近ゲットしたCDのことを書きますね。

 

BOB DYLAN Shelter From A Hard Rain Gossip(2014)

 まずはボブ・ディランの『Shelter From A Hard Rain』(Gossip)。76年の〈ローリング・サンダー・レヴュー〉からの音源集で、そのうち同ツアーをまとめた伝説のライヴ盤『Hard Rain』にも未収録のナンバーが6曲も聴ける感涙盤なんです! この頃のディランは本当に神懸っていて、鳥肌が立ちっぱなしでした。

 【参考動画】ボブ・ディランの〈ローリング・サンダー・レヴュー〉のライヴ映像

 

 

BONNIE RAITT,LOWELL GEORGE Ultrasonic Studios 1972 Iconography(2014)

 続いても驚きの発掘音源ですよ。ボニー・レイットローウェル・ジョージによる72年のセッションを記録した『Ultrasonic Studios 1972』(Iconography)は、ジョン・ハモンドも交えてブラインド・フェイスジャクソン・ブラウン曲などを披露した一枚。22歳のボニーが瑞々しくて最高ですし、さらにFM音源なので音質も良好です。

 【参考動画】ボニー・レイットとローウェル・ジョージによる “Can't Find My Way Home” ライヴ音源

 

 

TALKING HEADS Performance Applebush(2014)

 そしてお次も未発表音源で、トーキング・ヘッズの79年作『Fear Of Music』リリース時のツアーをパックした『Performance』(Applebush)。そもそも彼らのライヴ盤というだけで希少ですが、当時のベスト選曲とも言えるセットリストですし、演奏のテンションもとても高いので興奮が止みません!

 【参考動画】トーキング・ヘッズの79年のライヴ映像

 

 

AMERICAN FOOTBALL American Football: Deluxe Edition Polyvinyl(2014)

 最後は今年4月に15年ぶりの再結成が発表されたアメリカン・フットボールから、99年リリースの唯一作を拡張した『American Football: Deluxe Edition』(Polyvinyl)。90sエモ屈指の名盤として知られる作品に、ライヴやセッション、デモなど未発表音源10曲入りのボーナス・ディスクが付いた2枚組です。マイク・キンセラのフォロワーはいまだに後を絶ちませんが、やはり本家の寂寞としたアルペジオの響きは誰も真似できませんよね。部室が荒らされたせいで乱れた心を、この音楽に癒してもらいます。