突如襲った悲劇を経てなおステージに立ち、作品の制作を宣言していたBUCK-TICKから、通算24枚目のオリジナル・アルバムが到着。その事実だけでもう胸が熱くなるし、しかも収録曲は長尺のインスト・ナンバーを含めて全17曲という超大作だ。聴いていると、宇宙であり、異世界であり、得体の知れない何か巨大なものと繋がっていくようなB-Tらしさは健在だが、よりダンサブルでリズミカルな楽曲が増加している印象も。ヴォーカルは今井寿と星野英彦が担当。歌詞には深い愛と、圧倒的なまでに強い意思が漲っていて、ここからもパレードが続いていくことを改めて強く感じさせてくれる。