秀逸なトリビュート盤を経て、3年ぶりとなる7作目が登場。現編成の15周年と掛けた全15曲が、より平易になった言葉と押韻で聴き手の心の奥深くを揺さぶる。装飾や熱狂とは一線を引く素朴なバンド・サウンドが、歌と有機的に結び付く。かつて彼らの作品を表した〈赤裸々〉という言葉も、とても正直で率直で、バンドの魂に触れるような本作の前ではまったく違って響く。