2005年に活動を再開したUKの伝説的なアシッド・フォーク・シンガーが、9年越しで放った通算3作目(にしてラスト・アルバム)。デヴェンドラ・バンハートらの客演曲以外は、すべてみずからの手による録音&アレンジ。シンプルながらも丁寧に編み込まれたサウンド、そして耳元にそっと囁きかけるような儚い歌声から滲み出た親密な空気感は、英国の古き良き田園風景を思わせる。時空を超えた魅力に溢れる一枚です。