Banda Mandacarinho(バンダ・マンダカリーニョ)のビルボードライブ横浜公演が間近に迫ってきた。2025年6月23日(月)に開催される今回の公演は、世界を舞台に活躍する2人のプレイヤーをゲストに迎え、ライブならではのエキサイティングなステージが繰り広げられる。
主に東京で活動する腕利きの演奏者たちで結成されたBanda Mandacarinhoは、サンバやボサノヴァだけでなく、広義でのブラジル音楽の素晴らしさと楽しさを体現するビッグバンドだ。ジャズピアニストの八木正生を父に持ち、テッド・ローゼンタールらに師事した経験もある八木美楠子が2011年に立ち上げた同バンドは、現在八木も含めて総勢16名が名を連ねている。
メンバー全員を紹介はできないが、最近まで堂本剛のソロプロジェクトである.ENDRECHERI.の全国ツアーにも参加していたルイス・バジェ(トランペット)、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の首席奏者でもある佐藤洋樹(トロンボーン)、トーキング・ヘッズのアルバム『Naked』への参加経験もあるスティーブ・サックス(アルトサックス/フルート)、渡辺貞夫や松田聖子のサポートギタリストとしても腕を振るうマルセロ木村(ギター/ボーカル)など、輝かしい経歴と豊かな個性を持つ精鋭たちがBanda Mandacarinhoとして登場する。
八木の指揮のもとで躍動するバンドとしてのアンサンブルに加え、個々のプレイヤーがそのスキルを存分に発揮するソロパートもぜひ見届けてほしい。
そうした豪華メンバーのBanda Mandacarinhoと今回共演するのが、デュオユニット〈ドス・オリエンタレス〉のウーゴ・ファトルーソとヤヒロトモヒロだ。現在82歳のウーゴは、2019年にラテン・グラミーの特別功労賞を受賞するなどウルグアイの伝説的なキーボーディストとして今も現役で活躍。少年時代をカナリア諸島で過ごした異色の打楽器奏者であるヤヒロも、じゃがたらや s-ken & hot bombomsのレギュラ-サポ-トを務めるなど、錚々たるキャリアに甘んじることなく日々プレイヤーとして進化し続けている。
今年5月にはドス・オリエンタレスとして9年ぶりとなる新作『ロンボ』をリリースしたばかりの2人だが、今回の共演では個人名義でクレジットされてる点にも注目したい。つまりはユニットでの楽曲だけでなく、ウーゴとヤヒロ、それぞれのソロワークスからの引き出しも用いたセッションが期待できるというわけだ。Banda Mandacarinhoとの組み合わせから想像できるコラボレーションは、もはや事前予測は不可能といったところ。どんな演目とアレンジで、どのような絡みが見られるか、確かめるにはビルボードライブ横浜に赴くしかない。
誰もが知るスタンダードやMPBを自在に奏でるBanda Mandacarinho、カンドンベにラテン、ジャズといった互いの出自をぶつけて独自の音楽として消化するドス・オリエンタレスのウーゴとヤヒロが共演するにぎやかなステージに、ぜひ観客として参加しよう。
LIVE INFORMATION
Banda Mandacarinho with Hugo Fattoruso & ヤヒロトモヒロ
2025年6月23日(月)ビルボードライブ横浜
1stステージ
開場/開演:16:30/17:30
2ndステージ
開場/開演:19:30/20:30
https://www.billboard-live.com/yokohama/show?event_id=ev-20513
■チケット料金 ※飲食代金別
DXシート カウンター:8,000円
S指定席:8,000円
R指定席:6,900円
カジュアル センターシート:7,500円(1ドリンク付)
カジュアル サイドシート:6,400円(1ドリンク付)
※本公演はClub BBL会員、および一般販売をWEB受付のみ実施いたします
※法人会員は電話にてご予約承ります
■メンバー
ルイス・バジェ(トランペット)
三上貴大(トランペット)
高瀬龍一(トランペット)
佐藤洋樹(トロンボーン)
上杉優(トロンボーン/ボーカル)
堂本雅樹(トロンボーン)
スティーブ・サックス(アルトサックス/フルート)
グスターボ・アナクレート(アルトサックス/フルート)
アンディ・ウルフ(テナーサックス/フルート)
宮木謙介(ベースサックス/フルート)
マルセロ木村(ギター)
鈴木千恵(ビブラフォン)
南條レオ(ベース)
ダニエル・バエデール(ドラムス)
八木美楠子(アレンジ/ディレクション)
■スペシャルゲスト
ウーゴ・ファトルーソ(ピアノ/アコーディオン/ボーカル)
ヤヒロトモヒロ(パーカッション)