この素晴らしい作品が夏に間に合って本当に良かった……リンカーン・センターやマリア・シュナイダーのオーケストラでも腕を振るってきた現代屈指のトロンボーン奏者、ライアン・ケバリーによるブラジル音楽プロジェクトの最新作! 今作はケバリーと誕生日が同じだという巨匠、イヴァン・リンスにスポットを当てた一枚。祭りのあとの酔い覚ましのような、心地よい気だるさをまとったトロンボーンのサウンドがたまりません。そしてピアノのフェリペ・シルヴェイラをはじめサンパウロ組の3人による演奏も、表情豊かに最高の時間を創り出しています。