UKロックの人気バンドによる4作目は、新たな地平への到達を告げる意欲作だ。ダーティ・ヒットからRCAに移籍、そしてプロデューサーは初顔合わせのグレッグ・カースティン。彼の裏方仕事のなかでも、かつてなかったほどバード&ザ・ビーっぽさを感じさせる音作りが敷かれており、実にウェルメイドで甘やかなポップ作品に仕上がっている。メロウな鍵盤と美しい転調を配した“Just Two Girls”“Passenger Seat”、チリー・ゴンザレス的な優雅さの漂う“Bloom Baby Bloom”“Play It Out”、人懐っこいグラム・ロック“Bread Butter Tes Sugar”など、どこを切り取っても名曲だらけ!