LAシーンから大きく飛び出したノサッジ・シング
85年にカリフォルニア州LAで生まれたノサッジ・シングことジェイソン・チャンは、12歳から音楽を作りはじめたビートメイカー。〈Low End Theory〉で初のライヴを行い、アルファ・パップから『Drift』(2009年)でアルバム・デビューするなど、当時はフライング・ロータスやサムアイアムらLAビーツ系のコミュニティで名を上げていた。並行してキッド・カディやメジャー・デビュー前のケンドリック・ラマー、チャンス・ザ・ラッパーらさまざまなアーティストを手掛けていく。
2013年にはイノヴェイティヴ・レジャーと契約してソロ作を出す一方、2014年にはタイムテーブルなる自主レーベルを設立した。その後ラッキーミーに移籍して、2022年には現時点での最新ソロ・アルバム『Continua』をリリース。こちらにはカズ・マキノやジュリアナ・バーウィック、サーペントウィズフィート、パンダ・ベア、トロ・イ・モワ、ヒョゴ、アイドレスらが名を連ねた。他にもスーダン・アーカイヴスやティナーシェを手掛けたほか、ヴァーシーズGTでも絡んだクチカの『Wrestling』(2021年)にて“Real”をプロデュースしてもいる。
左から、ノサッジ・シングの2015年作『Fated』、2017年作『Parallels』(共にInnovative Leisure)、2022年作『Continua』(Timetable/LuckyMe)、ノサッジ・シングの参加したスーダン・アーカイヴスの2022年作『Natural Brown Prom Queen』(Stones Throw)、サーペントウィズフィートの2024年作『Grip』(Secretly Canadian)、ティナーシェの2024年作『Quantum Baby』(Nice Life)