圧倒的な映像美とリアリスティックな残虐描写が内包する作品を得意とするロバート・エガース監督がホラー映画の古典「吸血鬼ノスフェラトゥ」をリメイク。すでにアカデミー賞の撮影賞などにノミネートされています。19世紀ヨーロッパ。新婚間もない不動産業者のトーマスが、城を売却しようとしている謎めいたオルロック伯爵のもとを訪れる。同時期に妻のエレンは謎の男の幻覚に悩まされるとともに恐ろしい恐怖が迫っていた。それにしても腐乱死体のようなドラキュラ伯爵なんて今までいただろうか? そして、ラストシーンは写真家のジョエル=ピーター・ウィトキンの作品のような凄みがある。