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スウェーデンと日本の精鋭が集結したドリーム・バンド誕生

 2025年にスウェーデンと日本のトップ・ミュージシャンの4人が新たなフュージョン・バンド、SLAKを結成。自らのバンド名を冠したアルバム『SLAK』を発表した。スウェーデンから参加するのは、ビリー・コブハム・バンドやホーク・オン・フライトのメンバーとしても名高いビョーン・アルコ(テナー・サックス/NuRAD)と、ダーティ・ループスのベーシストとしても知られるヘンリック・リンダーのふたり。そして日本からは若き世界的ドラマーの川口千里と、MISIAやT-SQUAREら数多くのアーティストから重用される白井アキト(キーボード)が参加。フュージョン新時代の到来を告げる同バンドについて、ビョーンと川口のふたりに話を聞いた。

SLAK 『SLAK』 ユニバーサル(2026)

 「そもそものきっかけは2018年頃。ヘンリックから、〈一緒に作曲をしてみないか?〉と誘われたんです。面白そうな提案だったのでふたりでアイディアを出し合いながら、このアルバムにも収録している“Soft Departure”や“Almost There”などを書きあげました。ところが曲が完成したのはいいけれど、それを僕たちのイメージ通りに演奏してくれるミュージシャンが国内に見つからなくて。そこで思い付いたのが、川口千里さんと白井アキトさん。おふたりとは、以前にダーティ・ループスのサポートやセッションなどで共演したことがあったので、絶対にサウンドするはずだと思えたんです」(ビョーン)

 「最初に4人で音を合わせた時からビックリしました。ビョーンの書く曲って、譜面を見るとすごく難しいんです。変拍子もあるし、どんどん展開していくし。でも実際に演奏してみると、すべてが必然的に感じられて。曲の完成度と楽しさが圧倒的ですね。さらに驚きなのは、みんなの演奏技術の高さ。曲を自由に展開させていくビョーンとアキトさん、そしてそれを革新的なベースでプッシュしていくヘンリック。バンドとしてのまとまりをものすごく強く感じます。2025年9月にツアー・ライヴを行なってからアルバム・レコーディングに臨んだのですが、ライヴを重ねるごとに曲がどんどん発展していきました」(川口)

 川口が語るように、ツアー・ライヴを経てレコーディングされたアルバム『SLAK』。そこには、ビョーン、ヘンリック、白井らが書きあげる構築感のある楽曲の魅力と、メンバー4人がお互いを信じ合ってアグレッシヴに演奏を進める熱いエネルギーが横溢。スウェーデン、日本のみならず世界的な旋風を巻き起こすことだろう。