サイモン・コーウェルの送り出したフレッシュなボーイズが早くも〈サマソニ〉に登場!
アイドル性の高さと親しみやすい音楽性でポップ・シーンを賑わせるボーイ・バンドという形態は、いまや日本や韓国などアジア圏のお家芸といった状況だが、一方で欧米発のグループは00年代までの隆盛が嘘のように、いまや希少な状況にある。その中で英国から久々に登場したのが、D10の愛称で親しまれているディセンバー・テンだ。彼らはNetflixのドキュメンタリー・シリーズ「サイモン・コーウェル:The Next Act」(2025年)から誕生した7人組。グループ名は同シリーズが配信を開始した12月10日に由来している。
近年は「ゴット・タレント」シリーズで知られるサイモンは、00年代から「アメリカン・アイドル」などオーディション番組の審査員として有名になり、同時に「Xファクター」を制作してワン・ダイレクションらを世に出してきた業界の実力者である。そんな目利きの過酷な選考をクリアした7人のメンバーたちは、ミュージカルやオペラ経験者もいれば、SNS配信や根田スト出場で名を売っていたものもいて、当然ながら実力者揃い。全員が楽器演奏もこなす音楽的素養の高さに加え、アイルランド、ブラジル、インド、ナイジェリア、ジャマイカといったルーツの多様さも現代的だろう。
結成直後にインシンク”Bye Bye Bye”のカヴァーを公開した彼らは、今年に入って1月に”Run My Way”を発表し、初の国内ツアーは1分未満で即完するなど順調な滑り出しを見せている。そしてこのたび4月のプロモーション来日に続く8月の〈サマソニ〉出演を控えて、結成半年を記念したファーストEP『On Your Side』の日本盤が登場した。
かつて1D仕事で躍進したジュリアン・ブネッタらによる先行シングルを中心に全8曲入りで、日本盤ブックレットには独自の写真も満載されているのがポイント。〈サマソニ〉後の単独公演〈SUMMER SONIC EXTRA〉開催も決定しているので、いまのうちにその魅力を確かめておこう。
