ハク。のメジャー1stアルバム『世界が変わる時』のリリースを記念して、タワーレコードではフリーマガジン「TOWER PLUS+ ハク。特別号」を発行! ここでは中面に掲載されたインタビューを掲載いたします。「TOWER PLUS+」はタワーレコード全店にて配布中です!※ *TOWER PLUS+編集部

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ハク。 『世界が変わる時』 トイズファクトリー(2026)

 

凛とした強さと透明感を併せ持ったボーカル、そして、オルタナ、インディーロックのテイストを独創的に取り入れたサウンドによって注目度を上げている4ピースバンド、ハク。。メジャー1stフルアルバム『世界が変わる時』は、彼女たちの音楽の世界が大きく広がっていることを示す作品に仕上がっている。先行配信シングル“渋谷から”、リードトラック“GO”、TVアニメ「手札が多めのビクトリア」のオープニングテーマ“一進”などを含む本作について、あい(ギター/ボーカル)、カノ(ベース/コーラス)、なずな(ギター)、まゆ(ドラムス)に話を聞いた。


 

〈世界が変わる時〉は日常のなかにある気がする

――メジャー1stフルアルバム『世界が変わる時』がリリースされました。2025年9月のメジャーデビュー以降の軌跡、バンドとしての進化や音楽的な広がりが反映された作品だと思いますが、みなさんの手ごたえはどうですか?

あい「バラエティ豊かにしたいという気持ちと、曲調は違っても温度感や雰囲気は統一したいという意識があって。わかりやすいところだと〈世界〉という言葉がいくつかの曲のなかに入っていたり」

なずな「ハク。のいろんな顔が見えるアルバムだと思います。たとえば“渋谷から”でFuzz Factoryというエフェクターを初めて使ったりして、ギターの音色もさらに広がりました」

カノ「できることがめっちゃ増えているし、バンドで演奏することの楽しさが倍増した感じがありますね。デモはあいちゃんが作っていて、ある程度アレンジも固めてくれるんですけど、自分が考えたフレーズを入れることもだんだん増えてきて。あと、レコーディングでもひるまずにやれるようになってきたんですよ。以前は〈上手くやれなかったらイヤだな〉みたいな感じもあったんですけど、今回はそれよりも達成感のほうが大きくて。弱い心がなくなってきました」

まゆ「曲に対する思いも強くなって、〈ここに絶対クラッシュ(シンバル)を入れたい〉みたいなこだわりも出てきて」

あい「それぞれの〈こうしたい〉が増えると、みんなで作っている感じがあって楽しいですね。4人でスタジオに入ったときもどんどん意見が出てくるし、言葉で直接やり取りしたほうが、曲の全体像がはっきりしやすいんですよ」

なずな「あいちゃんのなかに〈ここはこういう感じで弾いてほしい〉というイメージもあるし、そこはみんなで話し合って」

――さらにバンドらしさが増しているのかもしれませんね。

あい「周りにもカッコいいバンドがたくさんいるし、そこから学ぶことも多いですね。しっかりした個性を持ったボーカルの人を見ると、負けていられないと思うし、吸収できることもあって」

――あいさんも強い芯を持ったボーカリストだと思いますけどね。

カノ「私たちもそう思っているんですけど、本人は〈そうかな?〉みたいな感じなんですよ。少しずつ自分の芯を見つけて、それを受け入れているのもわかるし、そうやってがんばっているのもすごいなって」

あい「芯があるって信じます(笑)」

――『世界が変わる時』というアルバムタイトルについては?

あい「2026年3月に『世界』というEPを出したんですけど、そのときのタイトル候補に〈世界が変わる時〉もあったんです。EPとのつながりも作りたかったし、フルアルバムのタイトルはこれだなって」

――バンドをやっていると〈世界が変わった〉みたいな感覚になることも多いのでは?

カノ「すごくありますね。取り巻く環境もそうだし、バンドをやっていなければ出会えなかった人、行けなかった場所もめちゃくちゃあるので。そのなかで考え方が変わることもあって」

まゆ「〈世界が変わる時〉って、意外と日常のなかにもある気がしていて。車の免許を取ってドライブするのもそうだし、リンゴジュースを飲んで〈めっちゃ美味しい〉と思うのもそうだし(笑)。そういう日常のなかにハク。の音楽があればいいなって思います」

なずな「〈この歌詞いいな〉とか〈こんなフレーズを弾いているんだ〉みたいに、アルバムを聴いて好きなところを見つけてほしいなって。ファズギターの音が世界を変えるかもしれない(笑)」