ヨリス・ヴォーンの7年ぶりとなる3作目。ピアノやストリングスなどの生楽器を用いた叙情性溢れるサウンドメイクはより成熟し、メランコリック極まりないシングル“Ringo”に結実。マシュー・ディアを迎えた“Homeland”、音楽家だという実父と共作した“Momo”などの客演曲も話題ですが、それも最小限にとどめ、自身の内なる世界観を研ぎ澄ませた、文句ナシに美しい一枚に仕上がっています。