何か月かに一度やってくる、BUCK-TICK『惡の華』が聴きたくなる現象。なかなか遊びをここで終わりにできない筆者のようなリスナーに朗報です。BT初期の名盤である同作の発表(90年)から今年で25周年(!)ということで、オリジナルのレコーディング・テープを用いてメンバー監修のもとに新たにミックスが施され、プラチナSHMディスクで再登場! 現在、そのニュー・ミックス音源の全曲ダイジェスト試聴映像が公開されている。アガる~。
同時にリリースされる完全生産限定の『惡の華 -Completeworks-』には、アルバムの新ミックスのみならず、先行シングルだった“惡の華”(アルバムに収録されたものとは別ヴァージョン)の同じく新ミックスに、アルバム全収録曲のMVが収録されたBlu-ray/DVD(単体でもあり!)、さらにオリジナル版のアナログLPまで盛り込まれているとか! 素晴らしい。しかもご丁寧にオリジナル・ヴァージョンと新ミックスとの聴き比べができるトレイラー映像まで公開中↓!
個人的には、92年のセルフ・カヴァー・アルバム『殺シノ調ベ This is NOT Greatest Hits』がBTのなかでいちばん聴いているんじゃないかというくらい好きなので、いまの彼らによる『惡の華』の全曲セルフ・カヴァーなんていうのもいつか聴いてみたいな……(〈殺シノ調ベ〉でも一部カヴァーされているけど)と、ふと思った次第。それもこれも、いまだに〈カッコイイ〉を更新し続けているBUCK-TICKだからこそ。