グラミー賞の最優秀ロック・アルバムを獲得した2011年作『El Camino』以来のニュー・アルバム『Turn Blue』を5月13日(日本盤は5月21日)にリリースするブラック・キーズ。引き続きデンジャー・マウスとの共同プロデュースによる同作から、タイトル曲“Turn Blue”が公開された。

先に公開されていた“Fever”はダンサブルなビートを敷いたアップ・チューンだったが、こちらはエレクトロニクスも用い、リヴァーブをたっぷりかけたサウンドがイマっぽいスロウ。この2曲を聴く限りだと、豪快なブルース・ロックを鳴らしてきたこれまでとは一味違う作風になっているようで、アルバムのリリースを楽しみに待とう。

また、ボンビーノハンニ・エル・カティーブなどの作品で腕を振るい、プロデューサーとしても一目置かれるメンバーのダン・オーバックが手掛けたラナ・デル・レイの新曲“West Coast”も公開に。感情を抑えた彼女の歌唱を包み込む、美しくてダークなサウンドは実に神秘的。曲調こそ違えど、音の質感はブラック・キーズの“Turn Blue”に近い? ちなみにラナのニュー・アルバム『Ultraviolence』も間もなくリリースされるとのこと。こちらも引き続き追っていきたい。