先頃ブリアルの新曲“Temple Sleeper”を突如リリースして世を騒がせたキーサウンドは、2005年にダスクとブラックダウンによって設立されたロンドンのレーベル(ブリアルとの縁は2006年にブラックダウン“Crackle Blues”のリミキサーに起用して以来)。当初はダブステップのレーベルとして台頭するも、型に囚われない先鋭的な志向性と、アングラ臭の立ち昇るダークな音でフリークたちから熱烈な支持を集めてきた。
アルバム制作にも意欲的な彼らは、最近も2タイトルを発表したばかり。まずLV&ジョシュ・アイデヒンの『Islands』は、ジューク/フットワークやグライムも吸収する雑食性がユニークで、ハイパーダブの作品が好きな人にぜひおすすめしたい一品だ。
VARIOUS ARTISTS Certified Connections Keysound(2014)
また、レーベルの通算50作目となるコンピ『Certified Connections』にはロゴス、ウェン、E.M.M.A.ら新進気鋭の顔ぶれが集結。いまだ体験したことのないミュータント・ベース・ミュージックが強烈な聴後感を残してくれる。