おっちゃん風のジャケで損してる人だが、歌世界での立ち居振る舞いから浮かぶのは素敵なジェントルマンの姿にほかならない。このサード・アルバムでもその風情は変わらず、余裕たっぷりなグルーヴを伴った“Bring Me Back”での幕開けから、ルーサー・ヴァンドロス似の美唱で楽曲の隅々までを惜しみなく満たしてくる。麗しいステッパーズの“Come On Baby”も、ここにきて挑んだ本家のカヴァー“So Amazing”も極上!