ベース・ミュージックやテクノの世界だけでなく、例えばアジーリア・バンクスの楽曲に“Wad”がサンプリングされるなど、メインストリームへもいよいよ影響を及ぼしてきたピアソン・サウンド。ファースト・アルバムではそんな状況に目もくれず、ミニマル・テクノやノイズ、ノンビートのアンビエントなどますますドープでジャンルレスになる一方だ。自身を安売りしない、音の求道者たる真摯な態度はあっぱれ!