音のあやとりによってフォルムを変えた全11曲を個別に紹介!
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1. “約束はいらない” the band apart
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昨年、坂本真綾と初コラボを果たした4人組は、彼女のデビュー曲である清廉な3拍子曲をピック。2015年作『謎のオープンワールド』でも聴ける変則展開を交えつつ、パワフルなドラムが全編をリードするという変貌ぶりだ。荒井岳史の甘い歌唱も◎。
2. “うちゅうひこうしのうた” KIRINJI
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2014年作『11』より6人組となったKIRINJIは、ピアノと歌を中心に聴かせる繊細なミディアムを、全員がヴォーカルを取るという強みを活かしてコトリンゴがメインのハーモニー・ポップへと変換。とことんジェントルなAOR仕様にうっとり。
3. “トライアングラー” 渡辺麻友
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坂本真綾の人気曲であるエモーショナル・チューンを歌唱したのは、直近の“ラッパ練習中”をはじめ、4枚のソロ・シングルも発表しているAKB48の主要メンバー。スピーディーなエレポップと化した原曲の熱情を、その歌唱でしっかりと引き継いでいる。
4. “雨が降る” TRUSTRICK
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ハープの音色も麗しいバラードを選んだのは、新EP『未来形Answer E.P.』などアニメ主題歌への起用が続く男女デュオ。原曲が孕む憂いはそのままに、やや厚みを増したバンド・サウンドと神田沙也加の透明感ある歌声が切なさを体現している。
5. “バイク” SUGIZO feat. IA
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2011年作『FLOWER OF LIFE』などソロでは電子アプローチが目立つLUNA SEA/X JAPANのギタリストは、ボカロのIAと初タッグ。疾走感と浮遊感を併せ持つオリジナルの特徴を、深いリヴァーブによって幻想性を高めたロッキン・ブレイクビーツで表現!
6. “さいごの果実” 鈴木祥子
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坂本真綾に多くの楽曲を提供するシンガー・ソングライターは、バッハの〈フーガ〉をラストに置いた弾き語りを軸に、バロックな音世界を構築。その歌声をもっと聴きたいなら、最新ベスト『GOLDEN☆BEST Syoko. The Ballad of Syoko Suzuki』をどうぞ。
“I’LL BE THERE”
7. “光あれ” 冨田ラボ feat. Emi Meyer
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〈愛と共に生きる〉というひたむきなリリックをドラマティックに伝える感動チューンが、マエストロの手によりゴスペル・フィーリングを漂わせたスロウ・ジャズへ。彼の2013年作『Joyous』でも見せたアダルトなモダン・ポップはここにも。
8. “プラチナ” Negicco
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2015年作『Rice&Snow』をはじめ、Negicco作品でもお馴染みの長谷泰宏(ユメトコスメ)が編曲しているだけあって、ストリングスをふんだんに使用したエレガント・ポップがキュートにブラッシュアップ。初々しい3人のヴォーカルもばっちりフィット!
9. “奇跡の海” 新居昭乃
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多方面への楽曲提供/客演の他、直近では2012年作『Blue Planet』を残す自作自演家は、坂本真綾の初期の代表曲を再構築。オリエンタルな意匠の壮大なサウンドスケープをよりファンタジックに押し広げているが、特に重層的な〈声〉の使い方が圧巻!
10. “afternoon repose” Rasmus Faber feat. Frida
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アニソンのジャズ・カヴァー仕事も活発なクリエイターは、最新オリジナル作『We Laugh We Dance We Cry』ではメロディックなエレクトロ・ハウスを提示したが、今回は優美なエレクトロニカ調のアレンジを披露。たおやかなフリーダの声が活きている。
11. “ポケットを空にして” 真心ブラザーズ
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原曲は、小楽団を引き連れて行進しているような可愛らしいナンバーなのだが……聴こえてくるのはレイドバックしたサザン・ロック・チューン。YO-KINGの歌も良い塩梅で、彼らの2014年作『Do Sing』に収録されていても違和感なし!