後期ボブ・マーリーを思わせるクロスオーヴァーな音作りを得意とし、スティーヴィー・ワンダーピーター・ガブリエルともライヴ共演歴を持つガーナ育ち/LA在住のシンガー。アフロ・ファンク風に解釈したウェイラーズ曲のカヴァーを含む本作では、サンバのリズムも採り入れるなど、ますます自由度を増している。渋くなりがちなルーツ・ロック系のアフリカン・レゲエ作品において、このキャッチーさはなかなか貴重だ。