タイトルはアクション・ブロンソンの新譜から。ヒップホップは昔よりずっと身近になって、実際そうなのかもね……なんて思ったり。本当に日々新譜が出まくっててチェックしきれない日々ですが、あんな新譜やこんな新譜が出てるのをすっかり聴き逃しそうになったりしてたので、急いでタワーで買ってきました。808がチキチキいってるのもやっぱ好きだし、ニューニューヨークもやっぱいいけど、強いて言ったらソウルフル?な3枚を。
ランニングマシンでラップしたり、PVでASICS早い段階で履いてたりしてたし、デッカいしキャラも立ってるアクション・ブロンソンですが、マーク・ロンソンのプロデュースで客演がチャンス・ザ・ラッパーの“Baby Blue”を皮切りにメジャー1作目となるこちらをドロップ。なんか〈ディスコっぽい流れがキテる〉っていう憶測は近からず遠からじで、実際はもっと広義のグッド・ミュージック的な側面が再燃してきてるのかな?っていう予感がしたのはこれを聴いてから。
コチラはやっぱり相変わらずな感じの、タイラー君の新作。フィジカル・ヴァージョンはジャケ5種(わたくしは顔イチのやつでいかせていただきました)ですが、内容は5枚とも一緒(ですよね!?)。やっぱ毎度こういうことするな~と思って聴いてみると、これまでの“Fucking Young”な感じはありつつも、ちょっとシュッとしてきてない? そんな僕らの邪推をあらかじめ予感していたかのように、タイトル曲ではオシャレになったぶんを取り戻すかのように暴れ回ってました。
箱型の帯、逆から読んでいるような気分になる歌詞カード、やっぱりどうしても好きなIllicit Tsuboi氏のサウンド・エンジニアリング……と挙げやすい要素はたくさんあるけど、やはり明らかに過去のそれとは変化の感じられるリリックを注視せずにはいられない。〈All Bad〉から“Think Good”の間にあるものは何か、ぜひCDで歌詞カードを読みながら聴いて確かめてほしい。
tofubeats(トーフビーツ)
90年生まれ、神戸在住のトラックメイカー。ライアン・ヘムズワースやSMAP、Yun*chi、lyrical school、くるりらの作品に関わるほか、自身の最新EP『STAKEHOLDER』(unBORDE)も好評リリース中です。最近は……エンディングテーマを担当しているNHK BSプレミアムの番組「J-MELO」の〈神戸特集〉にて、自宅スタジオをモーニング娘。'15メンバーに電撃訪問されるという格好で出演を果たしたとのこと! その他の最新情報は〈www.tofubeats.com〉にてご確認ください!