いつDJができるようになるんだろうな~とか思いつつ(どんだけ思ってんだよ)、なんやかんやでレコードはズルズル買ってしまいます。やっぱりリスニング用だったりラジオで掛けるようなテンションのものが増えてきましたが、その中にはもちろんクラブ・ミュージックもあります。フロアで聴かずとも我が事務所で事務作業をする自分を盛り上げている3枚を本日はご紹介。

Jun Kamoda 『Escape The Night / Funky Protection』 JUN(2020)

 多数の名義を使い分けるJun Kamoda氏の新作7インチ。B1の在日ファンク“爆弾こわい”のエディットを試聴し、即予約。ある意味レーベルメイト同士でこういったエディットが出るのはとても良いですね。こういう気合の2mixのエディットがリリースされると無条件で嬉しくなってしまいます。技術の進歩で良くも悪くもこういうのは出しにくくなったのでこういった質感のものが聴けるのは嬉しい限り。実際に届いてみると、12インチでも出してほしい浮遊感溢れるハウス“Escape The Night”もめちゃくちゃ最高です。今後使っていくのはこっちかも。

 

PARK HYE JIN 『How can I』 Ninja Tune(2020)

 最初のEP(?)『If U Want It』(2018年)は前情報ゼロでBandcampで見つけまして、ハウスでありながら一部ハーフでスクリュードな感じが好きで、DJなどでもプレイしていました。まさかそこから新譜はニンジャ・チューンからのリリース! ホンマすごいです。前作より少々ドライヴ感が増してよりダンサブルに。あとけっこう前作といい各トラックがそこまで長尺でないのも今っぽい気がします。

 

FREDFADES & JAWN RICE 『Remixes』 Mutual Intentions(2020)

 良いジャケですよね。ノルウェーのミューチュアル・インテンションズからのリミックス盤。こういう盤ってけっこうリミキサーによってバラけた感じが出ちゃうものもあると思うのですが、良い感じでまとまった一枚です。A2のシンプルでクールな感じとかとっても素晴らしい。シンプルながらメロディアス。全曲けっこうリズムが遊んでいるのも好感触です。最近思う理想型ってこういう感じかもとも思ったり。

 


tofubeats(トーフビーツ)
90年生まれ、神戸出身のトラックメイカー。自身の作品をリリースするほか、大比良瑞希、Sexy Zone、徳利、CHEMISTRY、中島愛、土岐麻子、向井太一、m-flo、平井堅らの楽曲を手掛けています。今月は自身の『TBEP』(UnBORDE)がLP化され、同時にニュー・シングル“I CAN'T DO IT ALONE”も12インチ/配信にて登場したばかり! さらに8月26日にリリースされる山本彩の7インチ“feel the night”には“stay free - tofubeats Remix”も収録されております。その他の最新情報は〈tofubeats.com〉をご覧ください!