新型コロナウイルスでこの仕事を始めて以来のイベントキャンセル続き。まあでもこうでもないと週末休むことなんてのもないよな……とポジティヴに事務所の模様替えをしております。ただ肝心の2月に頼んだ海外在庫の機材はコロナの影響で船積みが遅れていると連絡が入ったり、事務所のトイレットペーパーの在庫も補充できず気になってしまいますが、鎮静化してくれるのを祈るのみ。そんなたまの休み(?)に合う3枚をどうぞ。

VARIOUS ARTISTS 業界くん物語 東芝EMI/ユニバーサル(1985)

 ピーポーインジャパン、トゥーマッチビジートゥーマッチワーク――そんなシャウトから始まる“Gi Mi Gi Mi Time~徹夜明け多忙人にささぐ”はこんなご時世にピッタリ?のいとうせいこう&DUB MASTER X両氏によるスレンテン歌謡。岡山で先輩DJがスピンしていて知りましたがめちゃくちゃいいですね。こういうコミックソング的なアルバムに入ってる良い曲に弱い節があります。“業界こんなもんだラップ”の怒濤の3連譜フロウにもぜひ注目してほしいですね。

 

POOLSIDE Low Season Pacific Standard(2020)

 一方こちらはガッツリとヴァケーション感のある新作。CD出てると思ったのですがこちらはアナログのみ。もうフィジカルはLPだけってのが一般化してきましたね。プールサイドはレコードも毎回バッチリなので楽しみ。毎度のスローなディスコ~ハウス・ビートに乗せたチルな感じが最高です。Amo Amoとの“Around the Sun”が自分のお気に入りです。聴き流しながらドライヴしたいですね。

 

CARIBOU Suddenly Merge/PLANCHA/City Slang(2020)

 もうちょっと離陸してカリブーの新譜を。アッパーなダフニ名義での“Sizzling”はDJでかなりお世話になっておりますがこちらも最高。サンプルの高度な編集感覚とSSWぽい感性が折り重なった作品は数あれど、こちらはかなり高いレヴェルでそれを実現してまして、サラッと聴き流せるのに一部分にもフォーカスできる良いアルバムです。と思いきや突然レイヴ風味?とかも飛び出して突拍子のなさも嫌味がなくて良い感じ。

 


tofubeats(トーフビーツ)
90年生まれ、神戸出身のトラックメイカー。自身の作品をリリースするほか、Sexy Zone、徳利、CHEMISTRY、土岐麻子、向井太一、中島愛、大比良瑞希、平井堅、m-flo、SUKISHA×kiki vivi lilyらの楽曲を手掛けています。3月27日には前作『RUN』から1年半ぶりとなる待望のニュー・ミニ・アルバム『TBEP』(unBORDE)が配信リリースされるので、そちらもマストでチェックですよ! その他の最新情報は〈tofubeats.com〉にてどうぞ!