トラップなどのビートも採り入れた独特のブロークン・ビーツで、ジャングルドラムンベース・シーンの最前線で活躍するNYのプロデューサー、リー・バノン。先日に東京・代官山UNITで開催されたイヴェント〈DRUM & BASS SESSIONS〉にも出演した彼が、自身のSoundCloudにて新曲“Blood/Line”を公開した。

フライング・ロータスらを輩出したプラグ・リサーチからの2012年作『Fantastic Plastic』でデビューしたバノンは、今年2月にニンジャ・チューンより最新アルバム『Alternate/Endings』をリリース。スクエアプッシャーエイフェックス・ツインも引き合いに出されることの多い、90sマナーなサウンドが特徴のクリエイターだ。

このたび公開された新曲“Blood/Line”は、浮遊感のあるシンセと幽玄なヴォイス・サンプルがたゆたうアンビエント・パートに、突如強烈なジャングル・ビートが切り込むトラック。ダークな美しさをたたえつつ、レイヴィーな高揚感も併せ持った1曲となっている。

 【参考動画】LEE BANNONの2014年作『Alternate/Endings』収録曲 “Value 10”