現代を代表する名花ダムラウがバリトンのパレイと歌った2003年の録音、Profilレーベルでカタログ復活です。通常の12曲に加え《若き日の歌》と交響曲第2番から第4番よりの1曲ずつ加え、新しい視点からの「角笛」を表現した意欲的な企画でした。《トランペットが美しく鳴り響くところ》、《たくましい想像力》他、一部デュエットによるものもあります。ここでは全てピアノ伴奏。オーケストラで聴くのとは違い、シンプルだからこそこの歌の深みをより感じさせ、とても素敵な演奏です。当時若手ソプラノとして注目を浴びていたダムラウの初々しさが残る美声も今とはまた別の魅力があって新鮮です。
ソプラノ歌手・ダムラウとパリトンのパレイによる03年録音のマーラー歌曲集が復活、全編ピアノ伴奏のシンプルで歌の深み感じる一枚
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